「投資を始めたいけれど、まとまったお金がない」
「月1万円くらいでも、やる意味はあるのかな?」
投資が気になっていても、お金が減るかもしれないと思うと、なかなか踏み出せませんよね。
今は、100円から買える投資信託や、1株ずつ購入できる株式のサービスもあります。最初から大きなお金を用意しなくても、投資を体験できるようになりました。
ただし、「少額で始められる」と「安全に増やせる」は別の話です。 NISAを使っても、投資したお金が減ることはあります。
そこで、まず大切にしたいのが、生活に必要なお金と投資のお金を分けること。そのうえで、無理のない金額から始めていきましょう。
この記事では、ファイナンシャル・プランニング技能士3級を持つ筆者が、少額投資の始め方と6つの選択肢を紹介します。難しい言葉はできるだけかみ砕きながら、気をつけたい点もお伝えします。

この記事の筆者:「うどまる」
沖縄在住。
建設業とトラックドライバーを経て、2021年よりブロガー兼Webライターとして活動中。
3級ファイナンシャルプランニング技能士、簿記3級資格保持者。
少額投資とは?月1万円以下でも始められる理由

「投資って、お金に余裕がある人がするものでは?」
そんなイメージを持っている方もいるでしょう。でも、投資に必要な金額は、選ぶ商品やサービスによって違います。
この記事では、数百円から月1万円程度で始める投資を「少額投資」と呼びます。少額投資に、統一された金額の基準があるわけではありません。
投資信託は100円から、株式は1株から
金融機関によっては、投資信託を100円から購入できます。例えば、楽天証券は投資信託の100円からの購入に対応しています。
また、国内の上場株式は通常100株単位で売買しますが、単元未満株のサービスを使えば、1株ずつ買える場合もあります。
株価が3,000円なら、100株では購入代金だけで30万円。1株なら3,000円です。別途、手数料などがかかる場合はありますが、始めるときの負担を抑えられます。
少額から始める3つのメリット
少額投資には、次のような良さがあります。
- 初めに使うお金を抑えられる
- 実際の値動きや売買の手続きを学べる
- 家計に合った積立習慣をつくりやすい
投資の解説を読むだけでは、値下がりしたときの気持ちまで想像するのは難しいものです。少額で体験すると、自分がどのくらいの値動きまで受け入れられるのかも分かってきます。
また、得られた利益を再投資しながら長く運用すると、複利の効果が期待できます。複利とは、利益を元のお金に加え、その利益も含めて運用する仕組みです。ただし、長く続ければ必ず増えるわけではありません。
貯金が少ないなら、まず現金の備えを
少額で始められるからといって、貯金がほとんどない状態で急いで投資する必要はありません。
急な出費があったとき、手元にお金がなければ、値下がりした商品を売ることになるかもしれません。まずは、すぐに使えるお金を確保しておきたいところです。
投資を始める時期は、人それぞれ。「今は貯金を増やす時期」と決めることも、立派なお金の管理です。
うどまる月1万円にこだわらなくて大丈夫。まずは「この金額なら無理なく続けられそう」を探してみましょう
少額投資を始める前に確認したい3つのこと

商品を選ぶ前に、少しだけ家計を確認しておきましょう。
「何を買うか」も大切ですが、「どのお金を使うか」が決まっていないと、投資を続けるのが難しくなります。
生活防衛資金を確保する
生活防衛資金とは、病気や失業、収入が減ったときなどに、暮らしを支えるお金です。
生活費の3〜6か月分が目安として挙げられますが、全員が同じ金額で十分というわけではありません。収入の安定性や家族構成、利用できる保障によって、必要な備えは変わります。
フリーランスや自営業など、毎月の収入が変わりやすい人は、生活費の6か月分〜1年分など、少し厚めに備えることも考えましょう。
このお金は、必要なときに使いやすい預貯金などで確保します。投資に回すのは、その備えとは別のお金です。
何のために、いつ使うお金なのかを決める
「老後のため」「子どもの進学のため」など、目的が決まると、運用方法も考えやすくなります。
例えば、20年後に使う老後資金なら、時間をかけた積立投資を検討できます。一方、来年の引っ越し費用や、近いうちに買い替える車のお金は、値下がりすると困りますよね。
使う時期が近いお金は、預貯金などで用意しておくことが基本です。
長期で運用する場合も、使う時期が近づいたら、必要な金額を少しずつ預貯金に移すなどの準備を考えてください。
お金が減る可能性を理解しておく
この記事で紹介する投資には、元本割れのリスクがあります。元本割れとは、投資に使ったお金より、資産の価値や戻ってくる金額が少なくなることです。
NISAは税金を優遇する制度なので、値下がりから守ってくれるわけではありません。ポイントで買った商品も、同じように値下がりします。
高い利益が期待される商品ほど、値動きや事業上の不確実性も大きくなりやすいものです。「なぜ高い利回りを見込めるのか」が分からなければ、いったん見送っても構いません。
うどまる先に守りたいのは、今の暮らしです。急な出費への備えができてから、投資を考えていきましょう
初心者が少額から始められる6つの選択肢を比較

ここからは、少額投資で利用できる制度や商品、購入方法を紹介します。
最初に押さえておきたいのが、NISAは制度、投資信託や株式は商品、ポイント投資は購入方法という違いです。
例えば、「NISAで、ポイントを使って、投資信託を買う」こともできます。そのため、6つを一律にリスクの低い順に並べることはできません。
| 選択肢 | 始める金額の目安 | 知っておきたいこと | NISAの利用 |
|---|---|---|---|
| NISAのつみたて投資枠 | 100円〜など、金融機関による | 非課税でも元本保証はない | つみたて投資枠を利用 |
| 投資信託 | 100円〜など、金融機関による | 投資先や費用によって特徴が違う | 対象商品なら可能 |
| 1株投資 | 1株の株価+必要な手数料 | 1社だけへの集中に注意 | 対象銘柄・対応サービスなら成長投資枠で可能 |
| ポイント投資 | 1ポイントから使える例あり。最低購入額は別 | ポイントで買っても値下がりする | サービスによる |
| 不動産クラウドファンディング | 1万円〜など。10万円以上の案件もある | 途中換金や返還遅延に注意 | 原則対象外 |
| 外貨預金の積立 | 500円〜など、銀行による | 為替・手数料の影響を受ける | 対象外 |
| ※金額や利用条件はサービスによって異なります。申し込む前に公式情報をご確認ください。 | |||
① NISAのつみたて投資枠|長期で積み立てたい人の選択肢
NISAは、対象となる投資で得た利益を非課税にできる制度です。
2024年からのNISAには、次の2つの投資枠があります。
| 投資枠 | 1年間に投資できる金額 |
|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円まで |
| 成長投資枠 | 240万円まで |
2つの枠は併用でき、合わせて年間360万円まで投資できます。ただし、上限まで使う必要はありません。
あわせて、次のルールも押さえておきましょう。
- 非課税で保有できる上限は、2つの枠を合わせて1,800万円です。 値上がり後の金額ではなく、購入したときの金額で計算します。
- 1,800万円のうち、成長投資枠で保有できるのは1,200万円までです。1,800万円に追加される枠ではありません。
- 非課税で保有できる期間は無期限です。
なお、商品を売ると、その商品の購入金額分の枠を翌年以降に再利用できます。ただし、再利用する場合も年間の投資上限は変わりません。
長期の資産形成を考える初心者には、つみたて投資枠が選択肢になります。長期・積立・分散投資に適した一定の条件を満たす商品から選べるためです。
ただし、対象商品なら安心して何を買ってもよい、ということではありません。株式中心の商品は、幅広く分散していても大きく下落する可能性があります。
なお、2027年1月からは、0〜17歳を対象としたつみたて投資枠の拡充が予定されています。年間投資枠は60万円、非課税保有限度額は600万円とされ、払出しには一定の条件があります。子どものために利用する場合は、成人向けNISAとの違いも確認しましょう。
② 投資信託|少額でも、まとめて分散投資できる
投資信託は、多くの人から集めたお金を、運用会社が株式や債券などに投資する商品です。
自分で何十社もの株を買いそろえるのは大変ですが、幅広い企業に投資する投資信託なら、1本でも分散できます。
ただし、特定の国や業種に投資先が偏る商品もあります。「投資信託だから分散されている」と決めつけず、中身を確認してください。
投資信託はNISAでも課税口座でも購入できます。同じ商品なら、口座が違っても値下がりリスクは同じです。
課税口座で保有する公募株式投資信託の売却益や普通分配金などには、通常20.315%の税金がかかります。商品によって税務上の扱いが異なる場合もあるので、購入前に確認しておきましょう。
③ 1株投資|身近な会社を調べながら始められる
1株投資は、単元未満株のサービスを使って、株式を1株ずつ買う方法です。
普段利用しているお店や、好きな商品をつくる会社など、身近な企業から調べてみる楽しさもあります。
ただし、「好きな会社」と「投資先として自分に合う会社」は、必ずしも同じではありません。業績や株価、配当なども確認したいところです。
1社だけに集中すると、その会社の不振や不祥事の影響を強く受けます。また、株主優待には保有株数や保有期間の条件があり、1株では受け取れない場合もあります。
注文方法や手数料、NISAへの対応はサービスによって違うため、使い始める前に比較しましょう。
④ ポイント投資|ためたポイントを購入代金に使う
ポイント投資は、買い物などでためたポイントを、投資信託や株式の購入代金に使う方法です。
例えば、楽天証券では1ポイントから利用でき、対象となるポイントをNISAでの購入にも使えます。
ただし、「1ポイントから使える」と「1ポイントだけで商品を買える」は別です。商品の最低購入金額を満たす必要があります。
十分なポイントがあれば、現金を使わずに購入することも可能です。足りなければ、現金を組み合わせることになります。
なお、実際の金融商品を買う「ポイント投資」と、ポイント残高が運用結果に連動する「ポイント運用」は仕組みが違います。自分が使うサービスはどちらなのか、確認しておきましょう。
⑤ 不動産クラウドファンディング|少額で不動産事業に参加する
不動産クラウドファンディングは、集めた資金で不動産を運用し、その収益を投資家に分配する仕組みです。
1万円程度から参加できるサービスもありますが、最低出資額は案件によって異なります。
株式のように毎日の市場価格が表示されない場合でも、不動産価格や事業者の財務状況によるリスクはあります。値動きが見えないことと、安全であることは別です。
途中換金が難しい商品が多く、予定どおりにお金が戻らない可能性にも注意が必要です。次の章で、選ぶときの確認ポイントを紹介します。
⑥ 外貨預金の積立|為替と手数料を知ってから
ここでは、銀行の外貨預金を毎月積み立てる方法を紹介します。FXなど、仕組みの異なる商品とは分けて考えてください。
例えば、三井住友銀行には、1回500円から利用できる外貨自動積立サービスがあります。
買ったときより円安になれば、円に戻す際に為替差益が期待できます。反対に、円高になれば円換算額は減少します。
実際の損益は、為替だけでなく利息や手数料にも左右されます。為替が変わらなくても、手数料で円換算の元本割れが起こる可能性があります。
外貨預金は預金保険の対象外です。円預金と同じ感覚で選ばず、仕組みを理解してから検討しましょう。
うどまる6つ全部を試す必要はありません。目的に合う方法を一つずつ理解していけば十分です
不動産クラウドファンディングを選ぶときの注意点

「想定年利○%」と書かれていると、つい数字に目が向きますよね。
でも、その数字だけでは、どんなリスクがあるのか分かりません。大切なのは、何で利益を出す計画なのか、お金が戻らないとしたらどんな場合なのかを知ることです。
インカム型・キャピタル型は、利益の出し方が違う
不動産ファンドの収益源は、次のように整理できます。
| 分類 | 主な収益源 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| インカム型 | 家賃収入など | 空室、家賃の下落、修繕費 |
| キャピタル型 | 不動産の売却益など | 売却価格、売却時期、工事の進み具合 |
| 両方を組み合わせる型 | 家賃収入と売却益 | どちらの収益に、どのくらい頼る計画か |
インカム型なら必ず安全、キャピタル型なら必ず高利回り、というわけではありません。分類は仕組みを理解する手がかりとして使い、案件ごとに確認しましょう。
投資前に見ておきたい5つのポイント
1.事業者の登録・許可と財務状況
不動産特定共同事業に必要な許可などを、公的機関の情報で確認します。許可があることは確認の第一歩ですが、元本や利益の保証ではありません。事業者の財務状況や、これまでの償還実績も調べてください。
2.優先劣後方式の条件
優先劣後方式は、損失が出たとき、事業者などの劣後出資分から先に負担する仕組みです。損失がその範囲を超えれば、投資家の元本も減る可能性があります。
出資比率だけでなく、不動産の評価額や費用、借入れの有無なども確認したいところです。
3.利益の根拠と費用
どの不動産から、どのように利益を得る計画なのかを読みます。想定売却価格や家賃に加え、取得・運用・売却にかかる費用も確認しましょう。
4.運用期間と、お金が戻る予定日
運用終了予定日と、出資金が戻る償還日は違う場合があります。予定の延長や返還の遅れが起きたら、生活に影響しないかも考えてください。
5.途中解約などの条件
運用中に自由に換金できない商品が一般的です。ただし、クーリング・オフや持分譲渡の扱いはサービスによって異なります。契約書面で条件を確認しておきましょう。
「年利」と「実際にもらう利益」は分けて考える
想定年利12%のファンドを半年間運用しても、半年で12%増えるという意味ではありません。
単純計算では、半年間の税引前収益率は約6%です。実際の受取額は、運用日数や契約上の計算方法、税金などによって変わります。
もちろん、想定どおりの利益が出る保証もありません。比較するときは、運用期間と税引後の受取額まで確認してください。
実際に起きたトラブルも知っておく
不動産小口投資商品「みんなで大家さん」では、分配金の支払い遅延などを巡り、出資金の返還を求める集団訴訟が起きています。
2026年2月の報道では、原告は計約2,500人、請求総額は約230億円とされました。
さらに、大阪府は2026年9月1日、運営会社の都市綜研インベストファンド株式会社に、不動産特定共同事業の許可取消処分を行っています。
すべてのサービスが同じ結果になるわけではありません。ただ、許可や過去の実績があっても、将来の安全性までは保証されないことが分かります。
うどまる利回りの数字を見る前に、「どうやって利益を出すの?」を確認。説明が分からなければ、急いで申し込まなくて大丈夫です
不動産クラウドファンディング TORCHES(トーチーズ)とは

ここまで不動産クラウドファンディングの魅力を紹介してきましたが、実際にどのサービスを選べば良いのか悩む方も多いはずです。
そこで今回紹介したいのが、1万円から参加でき、短期運用と高い透明性で人気を集める「TORCHES(トーチーズ)」です。
少額・短期・オンライン完結の3拍子そろったサービス
TORCHESは、少額投資に特化した不動産クラウドファンディングサービスです。最低1万円から参加でき、運用期間は3ヶ月〜10ヶ月が中心と短期で資金が返ってくるのが特徴です。
また、会員登録から出資、償還までオンラインで完結するため、投資にかかる手間が最小限。忙しい会社員や投資初心者も負担なく始められる点が支持されています。
| TORCHESの概要 | |
|---|---|
| 特徴 | 内容 |
| 最低投資額 | 1万円〜 |
| 運用期間 | 3ヶ月〜10ヶ月が中心(短期運用中心) |
| 想定利回り | キャピタル型で高めの利回りが期待できる |
| リスク軽減 | 優先劣後方式(元本保証ではありません) |
| 手続き | 全てオンライン完結 |
| 対象 | 初心者・忙しい会社員・投資に不安がある人 |
| 運営会社 | TORCHES株式会社 |
| サービス開始時期 | 2025年11月24日 |
TORCHESが初心者に選ばれる理由
- 初めての投資で損失が怖い
- 少額で不動産投資を試してみたい
- 忙しくて投資に時間を使えない
- 長期間資金が拘束される投資が苦手
- 株やFXのような激しい値動きが合わない
TORCHESは「少額・短期・低ストレス」という条件がすべて揃っているため、まさに初心者向きの不動産クラウドファンディングと言えます。
- 会員登録(無料)
- 本人確認(スマホで数分)
- ファンドを選んで申し込み
- 運用開始
- 運用終了後、利益と元本が償還
すべてオンラインで完結するため、投資経験がなくてもスムーズに進められます。
うどまる短期間でしっかり運用実績を確認できるのは、初めて不動産クラウドファンディングに挑戦する人にとっても嬉しいポイントですね!
少額投資の始め方|初心者向け4ステップ

ここでは、長期の資産形成を目的に、NISAで投資信託を積み立てる場合の流れを紹介します。
最初から完璧に覚える必要はありません。家計の確認から、一つずつ進めていきましょう。
ステップ1|目的と毎月の金額を決める
生活防衛資金と近い将来の支出を確保したら、毎月いくら残るかを確認します。
最初は月1,000円や3,000円でも構いません。月1万円に合わせるために、生活費や必要な貯金を削るのは避けてください。
収入が不安定な時期や、家計が赤字のときは、投資を見送ることも必要です。無理なく続けられるかを基準に決めましょう。
ステップ2|証券口座とNISA口座を開く
購入したい商品や利用条件を確認し、金融機関を選びます。ネット証券では、証券口座とNISA口座を同時に申し込める場合があります。
比較したいのは、次のような点です。
- 購入したい商品を扱っているか
- 希望する金額で積み立てられるか
- 手数料はいくらか
- 画面や操作が分かりやすいか
- 困ったときに問い合わせやすいか
NISAで新たに投資できる金融機関は、同じ年に1人1か所です。一定の条件で年単位の変更もできますが、その年に変更前の金融機関で購入済みの場合、その年分の変更はできません。
ステップ3|投資先と費用を見て商品を選ぶ
商品名やランキングだけで決めず、何に投資する商品なのかを確認します。
株式なのか債券なのか、どの国や地域に投資するのか、為替の影響を受けるのか。ここが分かると、値動きの理由もつかみやすくなります。
世界中の企業に投資する株式型投資信託でも、株式市場全体が下がれば値下がりします。大きな値動きが不安なら、株式と債券を組み合わせる商品なども比較してみてください。
費用では、保有中に継続して負担する「信託報酬」を確認しましょう。購入時や換金時の費用、その他の費用も、目論見書でチェックします。
ステップ4|自動積立を設定し、定期的に見直す
毎月決まった金額を積み立てる設定にすると、買うタイミングを毎回考える負担を減らせます。
毎日の値動きを追いかける必要はありません。ただ、設定したまま何年も確認しないのは避けたいところです。
年1回などのタイミングで、積立額と資産全体の配分を見直しましょう。失業や収入減、家族構成の変化などがあった場合は、その都度調整してください。
うどまる最初の積立額は、小さめでも十分です。続けてみてから、自分に合う金額に調整していきましょう
少額投資で失敗を避けるための注意点

投資を始めると、値動きや新しい商品が気になってくるものです。
そんなときほど、最初に決めた目的と家計の余裕を思い出してください。
短期の値動きだけで売買を決めない
お金が減っているのを見ると、不安になるのは自然なことです。
ただ、長期の計画で選んだ商品を、短期の値動きだけで売買すると、方針がぶれやすくなります。
一方で、「下がったら必ず買い時」「持ち続ければ必ず戻る」とも限りません。商品の中身や家計の状況が変わっていないか、落ち着いて確認しましょう。
商品の本数より、中身の分散を確認する
投資信託は、1本でも多くの企業に分散できる商品があります。
反対に、何本も買っていても、同じ企業や地域に重複して投資している場合があります。「商品を増やしたから安心」とは考えないようにしてください。
不動産クラウドファンディングでも、物件を分けるだけでなく、同じ事業者に資金が集まりすぎていないかを確認したいところです。
手数料と税引後の利益を見る
投資には、信託報酬や売買手数料、為替手数料などの費用がかかります。
特に少額投資では、固定の手数料が投資額に対して大きな割合になることもあります。「利益が何%か」だけでなく、費用や税金を引いたあとに、いくら残るかで比較しましょう。
SNSの「絶対もうかる」は信用しない
SNSには、著名人や公的機関を装って投資に誘導する事例があります。金融庁も、職員や著名人を装った詐欺に注意を呼びかけています。
「今だけ」「必ず利益が出る」と急がせる話を見たら、いったん立ち止まってください。
公式サイトや公的機関の登録・許可情報を自分で調べ、仕組みを理解できない商品にはお金を出さないことが基本です。
うどまる気になった商品ほど、ひと呼吸。「よく分からないから今回は見送る」も、大切な判断です
少額投資の始め方に関するよくある質問
最後に、始める前に気になりやすい疑問をまとめました。
- 1万円の投資でも意味はありますか?
-
投資の仕組みや値動きを学び、無理のない習慣をつくるという意味があります。
ただし、1回だけ1万円を投資する場合と、毎月1万円を積み立てる場合では、投資する総額が違います。毎月1万円なら、1年間の拠出額は12万円です。
積み立てが増えると、同じ割合の値下がりでも損失額は大きくなります。始めたときの感覚だけで考えず、ときどき家計全体とのバランスを確認しましょう。
- NISAと不動産クラウドファンディングは、どちらから始めるべきですか?
-
生活に必要なお金を確保できており、長期の資産形成が目的なら、NISAのつみたて投資枠で分散された投資信託を積み立てる方法が選択肢になります。
不動産クラウドファンディングは、途中換金や事業者の信用など、確認するポイントが異なります。NISAの経験があれば、不動産投資のリスクも自然に理解できるわけではありません。
それぞれの仕組みを学び、自分の目的とお金を使う時期に合うか判断してください。
- 元本割れしたら、どうなりますか?
-
投資したお金より、資産の価値や戻ってくる金額が少なくなるということです。
株式や投資信託は、その後の値動きで回復する場合もありますが、保証はありません。売却や償還などによって、損失が確定することもあります。
不動産クラウドファンディングでは、不動産の売却や清算の結果、返還される元本が減る可能性があります。運用終了日が来ても、予定どおりに返還されるとは限らない点に注意してください。
- 少額投資でも確定申告は必要ですか?
-
投資額の少なさだけでは決まりません。口座の種類や所得、ほかの申告の有無によって変わります。
NISAで非課税になる利益は、原則として確定申告が不要です。課税口座でも「特定口座・源泉徴収あり」を使えば、対象となる所得を原則申告不要にできます。
匿名組合型の不動産クラウドファンディングで、個人が受け取る分配利益は、原則として雑所得です。TORCHESでは20.42%を源泉徴収し、総合課税の対象になると案内しています。源泉徴収されていても、それだけで納税が完了するとは限りません。
給与収入が2,000万円以下で、原則として1か所から給与を受け、年末調整を受けている人などは、給与・退職所得以外の所得の合計が年間20万円以下なら、所得税の確定申告が不要になる場合があります。
ただし、医療費控除などで確定申告をする場合は、20万円以下の所得も含めて申告します。住民税の申告は別に確認が必要です。
この20万円は、投資額や源泉徴収後の入金額ではありません。フリーランスや個人事業主に、会社員向けのルールをそのまま当てはめることもできないため、不明な場合は税務署や税理士に確認しましょう。
うどまる税金は「少額だから大丈夫」と決めつけないこと。口座の種類と、自分の働き方をセットで確認しましょう
まとめ|少額投資は、家計を整えてから自分のペースで

少額投資は、初めに使うお金を抑えながら、投資の仕組みを学べる方法です。
ただし、少額だから安全とは限りません。NISAやポイント投資でも元本割れは起こり、積み立てを続ければ投資する総額も増えていきます。
始める前に、次の点を確認しておきましょう。
- 生活防衛資金と、近い将来に使うお金を確保する
- 投資の目的と、お金を使う時期を決める
- 月1万円にこだわらず、家計に合う金額を選ぶ
- 投資先の分散、手数料、税金を確認する
- 高利回りの商品は、利益の根拠と損失の可能性を調べる
長期の資産形成が目的なら、NISAのつみたて投資枠を使った積み立てが選択肢になります。貯蓄が不足している場合は、まず現金の備えを増やすことが先です。
誰かと同じ商品を買ったり、同じ金額を積み立てたりする必要はありません。自分の暮らしに合う方法を選び、無理なく続けられる形をつくっていきましょう。
うどまる周りのペースに合わせなくて大丈夫。まずは自分の暮らしを守りながら、できるところから始めていきましょう

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