沖縄・那覇で生活するのに車はホントに必要?実際生活していて思う事

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突然ですが、沖縄のイメージと言われたら何て答えますか?

青い海、人が良い、のんびりしているなど、人によってイメージは色々でしょうが、「沖縄で暮らすには車は絶対必要だよ」って沖縄人(ウチナンチュ)に言われた人もなかには居るでしょうね。

でも、ちょっと待った!

確かに車はないよりあった方がいいではあります。

しかし、必ずしも沖縄で車がないと生活できない!ということはないんです。

少なくても那覇市で生活するならば車は必須ではないと思います。

実際、自分も埼玉から沖縄に戻って生活を始めてから一年半になりますが、全く車の必要性を感じていません。

今回は沖縄に移住を考えている人や今沖縄で生活している人も、車の要らない生活を少し考えてみませんか?という記事です。

筆者

沖縄でも車に頼らない生活が出来ます

目次

【沖縄・那覇・車】住居地と勤務地が那覇市なら車は必要なし

結論から言うと、那覇市で生活して那覇市で働くならマイカーはそんなに必要ではないかと感じます。

自分は在宅勤務なので通勤することはありませんが、仮に会社勤めをするとしても、自宅近くにバス停はあるし、徒歩15分の所にはモノレールの駅もあるので、通勤に不便さは感じないと思います。

那覇市内の会社であれば、モノレールの駅やバス停から徒歩圏内に立地している所も結構あると思うので、今現在車通勤している人の中にも、 バス通勤やモノレール通勤にしようと思えば出来るんではないでしょうか。

でも、それ以外の市町村では、バスの本数も少ないし、当然モノレールも通ってないので、マイカーがないと不便に感じるかもしれません。

あとは沖縄本島以外の離島は例外なく車は必須だと思います。

筆者

那覇市以外に住むのであれば、車は必要かと思います

【沖縄・那覇・車】車が必要だと主張する沖縄人の本音

以前、那覇市に住んでいる知人に

筆者

那覇に住んでて、車必要?

って聞いたことがあります。

そしたら

知人

え?そりゃいるでしょ。沖縄じゃ車は必須だよ。車買わないの??

筆者

そう?別に要らないけどね。乗りたい時はレンタカー借りればいいし

知人

え~、それって面倒くさいじゃん。絶対買った方がいいって!

筆者

でも、昔と違って今の沖縄はモノレールもあるし、大抵はそれで事足りてるよ。

知人

モノレールで行ける所は限られてるし。車がないと海には行けないよ

筆者

要するに、駅やバス停から歩きたくないだけでしょ?(笑)

知人

まあね(笑)。夏なんか歩くと暑くて大変だよ。会社まで汗かきたくないし

こんな感じで言われたことがありました(笑)。

沖縄県民は車社会が浸透しているせいか、あまり歩きたがらない人が多いです。

なかにはすぐ近くの歩いて行けるコンビニでも車で行く人もいるくらい(笑)。

確かに夏の沖縄は日差しが半端ないぐらい強いので、歩くのもしんどいのは分かりますが、なんでもかんでも車で移動するのもどうなのよ?って個人的には思います(笑)。


でも、電車通勤が昔から馴染んでいる他の都道府県と違い、沖縄県民は駅まで歩いたり自転車に乗ったりする習慣がないので、車は必要だと考える県民の意見は自然なことだと思います。

日本一所得が低いと言われている沖縄県民ですが、車という「快適さ」は多少無理してでも購入するほど重要だと考えている人が多いかもしれません。

筆者

県外で電車通勤の経験があるから、モノレールの駅やバス停まで歩くことに何の抵抗もないかな

知人

なるほどね~。沖縄にずっと住んでると、車で移動が当たり前になってくるんだよね

【沖縄・那覇・車】通勤費用を比較してみる

ここで、通勤にかかる交通費について考えてみましょう。

那覇市内でも乗り下りが多いおもろまち駅、県庁前駅、小禄駅まで通勤すると仮定して、「モノレール、バス、車」の3通りの費用の違いを調べてみました。

いずれも発着点は首里駅で調べてみました。

比較条件と調査区間

比較したマイカー通勤対象車は沖縄でよく乗られている軽自動車にしました。


1)調査対象車:ホンダNBOXグレードG 2WD 燃費21.2km/L (WLTCモード)*
*WLTCモードとは:市街地、郊外、高速の走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードのこと)

2)マイカー通勤もバス通勤も交通渋滞は考慮していません。

3)出勤日数:21日(土日休み+祝日が1日あると仮定)で計算。

4)ガソリン料金:2021年7月14日現在の沖縄県ガソリン価格ランキングベスト5の平均価格150円で計算しました。

引用元:ガソリン価格ランキング

調査区間は以下の3通り

①首里駅⇄おもろまち駅
②首里駅⇄県庁前駅
③首里駅⇄小禄駅

①首里駅⇄おもろまち駅

  • モノレールの場合
    乗車料金:大人往復540円(1ヶ月11340円
    所要時間9分
  • バスの場合
    乗車料金:大人往復480円(1ヶ月10080円
    所要時間往復42分(バス22分歩き20分)
  • 車(マイカー通勤)の場合
    所要時間往復約22分 往復距離7.4km(県道29号経由)
    ガソリン代を計算
    往復距離7.4km×出勤日数21日=155.4km(1ヶ月の走行距離)
    155.4km(1ヶ月の走行距離)÷21.2km/L(燃費)=7.33L(1ヶ月のガソリン使用料)
    7.33L(1ヶ月のガソリン使用料)×153円(ガソリン平均価格)=1121円

    1ヶ月のガソリン代はおよそ1121円 

    (※ガソリン代は2022年1月26日現在の県内で一番安い価格で算出)

②首里駅⇄県庁前駅

  • モノレールの場合
    乗車料金:大人往復600円(1ヶ月12600円
    所要時間往復約30分
  • バスの場合
    乗車料金:大人往復480円(1ヶ月10080円
    所要時間往復44分(バス42分歩き2分)
  • 車(マイカー通勤)
    所要時間往復約30分 往復距離11㎞(県道29号経由)
    ガソリン代を計算
    往復距離11km×出勤日数21日=231km(1ヶ月の走行距離)
    231km(1ヶ月の走行距離)÷21.2km/L(燃費)=10.9L(1ヶ月のガソリン使用料)
    10.9L(1ヶ月のガソリン使用料)×153円(ガソリン平均価格)=1668円

    1ヶ月のガソリン代はおよそ1668円

    (※ガソリン代は2022年1月26日現在の県内で一番安い価格で算出)

③首里駅⇄小禄駅

  • モノレールの場合
    乗車料金:大人往復680円(1ヶ月14280円
    所要時間48分
  • バスの場合
    乗車料金:大人片道960円(1ヶ月20160円
    所要時間100分(バス33分歩き6分待ち時間11分)
  • 車(マイカー通勤)
    所要時間往復約38分 往復距離17.2㎞(県道82号と国道507号経由)
    ガソリン代を計算
    往復距離17.2km×出勤日数21日=361.2km(1ヶ月の走行距離)
    361.2km(1ヶ月の走行距離)÷21.2km/L(燃費)=17L(1ヶ月のガソリン使用料)
    17L(1ヶ月のガソリン使用料)×153円(ガソリン平均価格)=2601円

    1ヶ月のガソリン代はおよそ2601円

    (※ガソリン代は2022年1月26日現在の県内で一番安い価格で算出)

1ヶ月にかかる費用の比較

1ヶ月に必要な交通費は以下の通り

首里駅⇄おもろまち駅首里駅⇄県庁前駅首里駅⇄小禄駅
モノレール(往復運賃)11340円12600円14280円
バス(往復運賃)10080円10080円20160円
マイカー通勤(軽自動車)1121円(ガソリン代)1668円(ガソリン代)2601円(ガソリン代)

通勤に関する費用の面から見るとマイカー通勤が圧倒的に安くすむという結果になりました。

知人

ほら!やっぱり車の方が安く済むでしょ!

これが軽自動車じゃなくて普通車だったり、燃費もその人の走行の仕方によって変わってきますから一概には言えませんが、意外と安く収まるんだなという感想です。

ですがマイカー通勤の場合は、この他に分割で車を購入した人は車両のローン代、メンテナンス代や毎年支払う自動車税、2年に一度来る車検代(新車の1年目は3年後)が加わると考えると、結局1ヶ月の出費としては他の通勤手段より高くなる人が多いのではないでしょうか。

筆者

ガソリン代以外の費用を考えたら結局、車の方がコストかかるよね

知人

まあ、確かにそうだけど・・・
でもやっぱり車は手放せない(笑)

【沖縄・那覇・車】車無しの生活でのメリットとデメリット

ここまで沖縄での通勤スタイルの費用の比較を見てきました。
車種にもよりますが、意外にもガソリン代が安くすむのには自分も意外でした。

しかし、それでもあえて自分はマイカーを所有しない生活を推奨したいと思います。

あらためて言いますが、沖縄は車が必要な地域が多いですが、住所と勤務地が那覇市ならば、必ずしも車が必要だとは思いません。

確かに海に行くには車が必要ですが、意外と那覇市に住んでいると海には行かないものです。何故ならわざわざ海まで行かなくても、那覇市なら普段はショッピングや映画などの娯楽で充分楽しめるからです。

県民が海に行くおもな目的は、遊泳ではなくバーベキューです。さすがにそんな頻繁にはバーベキューはしません(笑)。

したがって将来那覇市に移住しようかなと思っているあなたは、車を購入する資金を他の用途に使うことも検討したほうがいいかもしれません。

それに沖縄は意外と物価が高いので、生活費にお金がかかります。車を購入するなら、それなりにお金に余裕をもって移住することをおすすめします。

筆者

埼玉から移住した自分もそう思います

ここで車が無くても沖縄生活が楽しめるメリットを3つご紹介します。

【車無し生活のメリット①】健康維持になる

県外から移住した人の中には沖縄に来てから太ったという人も結構います。

その理由はやはり、移動のほとんどを車に頼る生活をしているからでしょう。

沖縄に来る前は車に頼らない生活をしていた人も、沖縄に来た途端に歩かなくなって、気が付いたらポッチャリ体形になっていたという人がかなりの確率でいます(笑)

なので出来るだけ歩く習慣をつけたいものです。マイカーを所有していなければ、自然に歩く習慣がつくので、太りにくくなるし、それが健康維持にも繋がりますよね。

筆者

実際に自分も沖縄で生活するようになってから9㎏痩せました。車を持ってたら痩せなかったでしょうね

【車無し生活のメリット②】経済的に楽になる

沖縄は47都道府県のなかで全国一所得の低い県です(2018年内閣府データでは1人当たりの県民所得239万1000円)。

もちろん、中には経済的に裕福な人も存在しますが、そのほとんどが経済的には裕福ではありません。

なおかつ物価もけっして安くはありません。理由は多くの商品を本州から輸送しているので、そのコストが上乗せされているのです。

そんな沖縄で車を所有することはかなり厳しいのではないかと予想がつくのではないでしょうか。

車を所有しないだけでもだいぶ経済的には楽になると思いますし、実際自分もそう実感しています。

だから比較的に交通インフラが整っている那覇市では、車無しの生活をおすすめしたいですね。

那覇市では慢性的な交通渋滞が発生している、マイカー通勤をやめる人が減れば、交通渋滞は減って仕事で車を使っている人にとっても助かることになります。

筆者

最初は不便と感じるかもしれませんが、そのうち慣れます

【車無し生活のメリット③】公共交通機関でも行ける観光スポットがある

沖縄には色んな名所や観光スポットがありますが、那覇市にも公共交通機関で行ける場所はあります。

2019年10月に焼失し、現在は再建中の首里城公園や琉球王国の庭園と屋敷がある識名園、お馴染みの国際通り、そして人工ではありますが、那覇市唯一の海水浴場である波の上ビーチもあります。

筆者

首里城は2026年に復興予定です

車無し生活でのデメリット

沖縄で、やっぱり車があったほうがいいと感じるときは「暑さ」ではないでしょうか。

年中日差しの強い沖縄では、歩いていると紫外線を浴びすぎて皮膚にダメージを受ける人も少なくありません。

なので、外出するときには日焼け止めを塗る人も少なくありません。

したがって那覇市に住んでいても汗っかきの人は歩くだけで嫌になるかもしれません。まぁ、そんな人はまず歩かないと思いますが・・・(笑)

筆者

夏は普通に歩いているだけで汗が凄いです(泣)

まとめ

いかがでしたか?

少しは沖縄での車無し生活が想像できたでしょうか?

いま世界的には地球温暖化SDGs(持続可能な開発目標)が課題になっています。

日本では近い将来ガソリン車の製造を止める動きも出てきていますが、やはり根本的に一番効果があるのは車を減らす事

これから沖縄に移住を考えている人もすでに沖縄で生活している人も、那覇市で暮らすなら「車無し生活」やってみませんか?

あなたのその行動が地球温暖化防止やSDGsの活動に繋がります。

筆者

沖縄に移住をお考えの方は参考にしてみてください

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