今や日本人世帯の約8割が使っているインターネット(総務省調べ)ですが、最近は通信容量を気にせず、高速通信が可能な「Wi-Fi(ワイファイ)」を使うことが一般的になりました。
そして、そのWi-Fiを利用するためには「Wi-Fiルーター」が必要ですが、これからWi-Fiルーターを導入したいと考えている人の中には、
「そもそもWi-Fiってなに?」
「Wi-Fiを家で使いたいけど、使い方が分からない」
「どんなWi-Fiルーターを選べばいいか分からない」
このような悩みがある人もいるのではないでしょうか。
Wi-Fiルーターは種類が色々あって、初心者にとっては、どんなルーターがいいのか分からないというのも当然です。
そこで今回は、初心者の方向けにWi-Fiの仕組みやWi-Fiルーターを選ぶ時のポイントなどを出来る限り分かりやすく解説します。
この記事の筆者:「うどまる」
沖縄出身。建設業とトラックドライバーを経て、2021年よりブロガー兼Webライターとして活動中。
そもそもWi-Fiとはなに?

Wi-Fi(ワイファイ)とは無線規格の名称で、スマートフォンやパソコン、タブレットやテレビなどをケーブルを使わず、「無線LAN(ラン)」というネットワークで接続するための技術のことをいいます。
Wi-Fiを利用するためには、「Wi-Fiルーター」という機器と、Wi-Fiに対応した機器(デバイス)が必要です。
Wi-Fiは電波の届く範囲が限られており、野外で500m程度、屋内では100m程度ですが、間に壁やその他の障害物があると電波の届く距離は短くなります。
Wi-Fiの周波数とは
Wi-Fiの周波数とは、電波の周波数の範囲を表したものです。現在は2.4GHz、5GHz、6GHzの3種類があり、周波数の数字が高いほど通信速度も高くなります。
Wi-Fiの周波数 | メリット | デメリット |
---|---|---|
2.4GHz | ・比較的障害物に強く電波が届く範囲が広い ・対応するWi-Fiルーターが多く安価で購入できる | ・Wi-Fi以外の家電製品でも使われるため、電波干渉を受けやすい ・通信速度が遅い |
5GHz | ・Wi-Fi専用の周波数なので、電波干渉を受けにくく通信が安定している ・2.4GHzよりも通信速度が速い | ・壁などの障害物に弱く、電波が途切れたり通信が減速することがある |
6GHz | ・広い帯域幅を持ち他の機器との干渉が少ないため、高速で安定した通信が可能 | ・対応しているWi-Fiルーターやデバイスが少ない ・Wi-Fiルーターが高額 ・障害物に弱く電波の届く範囲が狭い |
LAN(ラン)とは?
LAN(ラン)とは「Local(ローカル)Area(エリア)Network(ネットワーク)」の略で、同じ敷地内の建物でネットワークを共有することです。
会社内で使うLANを「社内LAN」、家庭で使うLANを「宅内LAN」等といわれることもあります。
また、パソコンやプリンターなどをケーブルで繋いで利用するものを「有線LAN」、ケーブルを使わず無線で接続するものを「無線LAN」といいます。
最近は接続ケーブルが少ない無線LANを利用する人や企業が増えています。

ケーブルのいらないWi-Fi(無線LAN)の普及が急激に進んでますよね
Wi-Fiのメリットとは?

Wi-Fiを導入することで得られるメリットはおもに次の2つです。
1.ケーブル不要で自由な接続
Wi-Fiは無線通信技術であるため、最低限のケーブル接続だけで通信が可能です。
これにより、部屋間の移動やデバイスの配置が自由になり、ケーブルの煩わしさから解放されます。
また、Wi-Fiは複数のデバイスを同時にインターネット接続できるため、多くのデバイスを導入しているオフィスでも快適な通信環境が可能です。
2.通信速度が速い
Wi-Fiのメリットのひとつに、通信速度が速いということがあげられます。
たとえば最新のWi-Fi6では、最大で4000Mbps(理論値)を超えるルーターもあり、ケーブルを使った有線接続と比較しても遜色ない高速通信が可能です。
また、最近主流になっているWi-Fi6や最新のWi-Fi7なら、さらに高速かつ安定した通信が期待できます。
3.パケット通信量の節約
Wi-Fiの最大のメリットといってもいいのが、スマートフォンのパケット通信量が減らないということです。
通信規格にはWi-Fiのほかに、5Gや4Gといった携帯電話の回線を利用した通信があります。
Wi-Fiが無線LANの通信に対し、5Gや4Gはモバイル通信と呼ばれ、それぞれ性質が異なります。周波数も違うため、お互いの電波が干渉することもありません。
5Gや4Gは携帯電話の回線を利用してパケット通信を行うため、パケット通信料がかかります。
一方、Wi-Fiは携帯電話の回線を使わない独自の無線通信なので、パケット通信量を消費しません。
そのため、Wi-Fiが繋がっていればスマートフォンのデータ容量を気にせずに使うことが出来るのです。

最近はギガ難民って言葉も聞かなくなったなぁ・・・
Wi-Fiルーターとは

Wi-Fiルーターとは、スマートフォンやパソコン、プリンターなどのWi-Fiに対応した機器と電波の送受信をおこなう機器のことです。LANとの仲介をする役目もあることから、「無線LAN親機」といわれることもあります。
コンパクトな形状をしており、高さ(長さ)は20㎝前後、重量は300g〜900gぐらいと軽量で、取り扱いがしやすい機器です。
Wi-Fiルーターは、amazonや楽天市場などの大手通販サイトや家電量販店で購入できます。

Wi-Fiルーターの価格は性能によって、数千円から数万円とピンキリです
Wi-Fiルーターの種類
Wi-Fiルーターの種類には大きく分けて「据え置き型」と「持ち運び型」の2種類があります。
Wi-Fiルーターの種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
据え置き型 | ・建物内のLAN回線とケーブルで接続して使用する。 | ・Wi-Fiルーター以外はワイヤレスで繋がるため、複数の機器で共有が可能。 ・通信速度が速い | ・電波の届く範囲には限りがある。 ・大元の光回線を開通するための工事が必要な場合もある。 |
持ち運び型 (モバイルWiFi) | ・かばんに入るコンパクトサイズが特徴 ・持ち運び型ではないが、建物内の電源コンセントに挿すだけで使用できるタイプもある。 | ・工事不要ですぐ使える ・携帯会社との契約が不要(ルーター買い切り型) | ・使用するにはモバイル業者との回線契約が必要。 ・据え置き型より通信速度が遅い |
一般的にWi-Fiルーターというと、据え置き型をイメージする人が多いでしょう。
実際、個人の家や企業でも、この据え置き型のWi-Fiルーターが多く使用されており、宅内でコンセントを挿すだけでWi-Fiが使える「ホームルーター」という機器もあります。
また、最近ではカフェやショッピングモール等でもフリーWi-Fiを設置する場所が増えてきました。
これは建物内に据え置き型のWi-Fiルーターが複数設置されているため、大勢の人がWi-Fiを利用することができるのです。
一方、持ち運び型のWi-Fiルータ―(以下ポケットWiFi)は移動しながらWi-Fiが使えるのが特徴で、外出先でもファイルの送受信や動画の視聴をしたりするときに便利です。
ただし、ポケットWi-Fiは通常のWi-Fiと違いモバイル回線を使うため、携帯会社と回線契約をする必要があり、回線使用に伴う月額料金もかかります。
また、据え置き型と比べ、通信が安定しなかったり通信速度が遅かったりというデメリットがあります。
最近は携帯会社との契約が不要の買い切り型のポケットWi-Fiも登場しています。これは、使いたい分のデータ容量を買い足して使えるので、費用が抑えられます。

買い切り型のポケットWi-Fiは便利そう!
↓ポケットWi-Fiについてはこちらの記事をお読みください。↓

Wi-Fi規格の種類
Wi-Fiルーターには規格があり、現在おもに使われているのは、次の3つです。
Wi-Fiルーターの規格 | 概要 |
Wi-Fi4(第4世代) 正式規格名:IEEE 802.11n | ・2009年利用開始。 ・2.4GHz、5GHz、2つの周波数を利用できる。 ・通信速度が遅いため徐々に利用者は減りつつある。 |
Wi-Fi5(第5世代) 正式名称:IEEE 802.11ac | ・2013年利用開始。 ・メインの周波数は5GHzだが、2.4GHzの周波数も使える。 ・動画視聴やファイルの送受信も問題なくできる通信速度。 |
Wi-Fi6(第6世代) 正式名称:IEEE 802.11ax | ・2019年利用開始。 ・2.4GHz、5GHz、2つの周波数を利用できる。 ・徐々に利用者が増えているが対応機器が多くないため、本格的な普及はこれから。 ・現在出ているWi-Fiのなかでは通信速度は最速(理論値)。 |
上記のように、現在おもに使われているWi-Fiルーターは、「Wi-Fi4、Wi-Fi5、Wi-Fi6」の3種類です。
これらのWi-Fiは「IEEE 802.11」という正式名称で定まっており、区別するときは、
- n:Wi-Fi4
- ac:Wi-Fi5
- ax:Wi-Fi6
と、名称末尾のアルファベットを見て判断します。
また、2022年に新しい規格「Wi-Fi6E」が日本で利用開始されており、ますます快適な通信環境が実現しています。
さらに2023年12月には最新のWi-Fi7も使用可能になりました。しかし、まだ対応機器が少ないため、普及には時間がかかりそうです。

どんどん通信速度が爆速になりますね!
Wi-Fiルーターは3つの周波数が使える
Wi-Fiルーターは周波数を使うことで動作しています。その周波数は
- 2.4GHz
- 5GHz
- 6GHz
の3つです。
▼周波数の特徴
周波数 | 特徴 |
2.4GHz (Wi-Fi4、Wi-Fi5、Wi-Fi6、Wi-Fi6E) | ・壁や床を抜けていくので、電波が遠くまで届く。 ・通信速度は5GHzより遅い ・他の電子機器と電波が干渉し、接続不良が起こる可能性あり。 |
5GHz (Wi-Fi4、Wi-Fi5、Wi-Fi6、Wi-Fi6E) | ・Wi-Fi専用の周波数のため、他の電子機器との干渉はなく、通信も安定している。 ・壁や床を抜けにくいので、電波の届く範囲が狭く、障害物があると接続不良を起こす可能性あり。 ・2.4GHzよりも通信速度が速い。 |
6GHz (Wi-Fi6E) | ・最新のWi-Fi6Eに対応 ・広い帯域幅で電波干渉が起きにくく安定した高速通信が可能 |
Wi-Fiの周波数にはそれぞれ特徴がありますが、自宅でWi-Fiルーターを使用するなら、5GHzの使用をおすすめします。
なぜなら、2.4GHzのような家電製品の電波干渉がないため、高速で安定した通信が可能だからです。
5GHzは壁や床を通しにくい特性があるので、電波が届きにくいというデメリットがありますが、必要に応じて2.4GHzに切り替えて使えるので、さほど問題ではありません。
また、最新の「Wi-Fi6E」には周波数「6GHz」が使われています。6GHzは他の機器との電波干渉がほとんどなく、安定した高速通信が可能です。
ただし、Wi-Fi6Eは普及したばかりで、対応する機器が少なくWi-Fiルーターも高額です。そのため、比較的安価で5GHzが高速で使えるWi-Fi6の利用がおすすめです。

「Wi-Fi6E」は普及にはまだ時間がかかりそうです
Wi-Fiルーターを設置してできること
Wi-Fiルーターを設置すれば、スマートフォンならギガ容量を気にせずに使えるし、パソコンなら高速通信でインターネットを楽しむことができます。
また、スマートフォンやパソコンに保存している写真をワイヤレスプリンターで印刷したり、Wi-Fiに対応した家電なら、リモコンを使わず遠隔操作でスイッチの入切りや動作の状態をスマートフォンで確認することも可能です。
さらに「スマートスピーカー」に話しかければ、カーテンの開閉や照明の消灯、テレビ電源の入り切りも出来てしまいます。
このように、これまでケーブルを繋がないと出来なかったことが、Wi-Fiの登場でワイヤレスで出来るようになりました。

ケーブルがないのはスッキリしていいですよね
Wi-FiとBluetoothの違い
Wi-Fiと似た通信に「Bluetooth(ブルートゥース)」というものがあります。
Bluetooth(ブルートゥース)もWi-Fiと同じ無線通信規格のひとつですが、Wi-Fiとは少し特性が違います。
▼Wi-FiとBluetoothの違い
通信規格 | 特徴 |
Wi-Fi | ・通信速度が速い(最大54Mbps~9.6Gbps) ・Wi-Fiルーターをインターネット回線に接続して使用する。 ・電波の届く距離が長い(数百メートル) |
Bluetooth | ・通信速度が遅い(最大24Mbps)。 ・Bluetooth対応機器どうしを接続するのみに使われる。 ・電波の届く距離が短い(約10m)。 |
BluetoothはあくまでもBluetoothに対応している機器どうしを繋げる電波で、届く距離も近いのが特徴です。
そのため、使われるのはワイヤレスのイヤホンやマイク、キーボードやマウスなど、互いの距離が1m以内で使われるのがほとんどです。

Bluetoothは近距離専用の無線規格です
Wi-Fiルーターの設置
Wi-Fiルーターの設置はそこまで難しくありません。ただし、事前にインターネットの環境を整えておく必要があります。
ネット環境がある場合 | これからネット環境を準備する場合 | |
設置手順 | ・Wi-Fiルーターを購入する。 ・モデムやONUとWi-FiルーターをLANケーブルで繋ぐ。 ・説明書に従い、Wi-Fiルーターの設定をする。 | ・インターネット会社と回線契約をする。 ・必要ならネット開通工事を依頼する。 ・Wi-Fiルーターの購入。 ・モデムやONUとWi-FiルーターをLANケーブルで繋ぐ。 ・説明書に従い、Wi-Fiルーターの設定をする。 |
まだネット回線が整っていない場合は、最初にネット回線会社と回線契約をしなければいけません。
スマートフォンやパソコンで「ネット回線会社」や「光回線」などと検索すると、たくさんのネット会社が出てくるので、そこから自分の予算や環境にあったところを選択しましょう。
場合によっては建物内に回線ケーブルを引き込む開通工事が必要になることもあります。この場合、予算は数万円になることもありますが、ネット回線会社によってはキャンペーンで無料にしてくれるところもあるので、チェックしてみましょう。
インターネット使い放題の物件もある
また、最近の賃貸住宅のなかには「インターネット使い放題」と謳った物件もあります。
これは、各部屋にネット回線がすでに準備されており、LANケーブルとWi-Fiルーターを用意するだけで、すぐにWi-Fi環境が使えるというものです。
賃貸住宅でネット回線を引く場合、管理会社や大家さんにあらかじめ許可を取る必要があるため、面倒くさいと感じる人もいるでしょう。場合によっては許可をもらえない場合も考えられます。
したがって、これから賃貸住宅を探すという人は、こういったインターネット使い放題物件に住むのもおすすめです。

筆者も現在、ネット使い放題物件に住んでいますが、快適にネットを使えています
Wi-Fiルーターの設置で注意したい5つのこと
Wi-Fiルーターを自宅やオフィスに設置する時には次の5つのことに注意しましょう。
1.Wi-Fiルーターは高い場所に置く
2.他の電子機器の近くに置かない
3.障害物をさける
4.接続機器との距離をなるべく近くする
5.パスワードを他人に教えない
1.Wi-Fiルーターは高い場所に置く
Wi-Fiルーターは可能であれば部屋の真ん中に設置しましょう。なぜなら、部屋の真ん中に置けば、電波が部屋中に行き渡りやすくなるからです。
しかし、部屋の真ん中に設置するのは難しいという方も多いかもしれません。
そこで、電波をなるべく届きやすくするために、Wi-Fiルーターはできるだけ高い場所へ置くようにしましょう。床から1m以上の場所に置くのがベストです。
Wi-Fiルーターを高い場所に置くことで、電波が部屋中に行き渡りやすくなり、電波障害も起こりにくくなります。
逆にNGなのは、床に直置きすることです。電波が部屋中に届きにくく、Wi-Fiルーターの性能を十分に発揮することができません。
2.他の電子機器と離して設置する
Wi-Fiルーターには2.4GHzと5GHzの2つの周波数があり、そのうち2.4GHzは他の電子機器でも使用している周波数です。
2.4GHzの周波数は電子レンジやテレビ、IHクッキングヒーターなどですが、これらの近くに2.4GHzのWi-Fiルーターを設置すると、電波が干渉しあって通信が不安定になることがあります。
したがって、Wi-Fiルーターは電波干渉の少ない5GHzの周波数を使うか、実際にWi-Fiルーターに接続したい機器の近くに置きましょう。

基本的には5GHz推奨です
3.障害物をさける
Wi-Fiルーターの周波数5GHzは通信速度が速いですが、一方で障害物に弱い性質があります。そのため、Wi-Fiルーターは壁やドアなどから離した場所に置くのがベストです。
また、金属物や水槽も電波の妨げになるため、これらの近くにWi-Fiルーターを置くのは止めましょう。
意外だと思われるでしょうが、鏡もWi-Fiルーターとは相性がよくありません。なぜなら、鏡は電波を反射させる性質があるからです。Wi-Fiルーターの電波を鏡が反射してしまうため、電波が不安定になることがあります。
これらの障害物を上手く避けて、適正な位置にWi-Fiルーターを置いてください。

熱帯魚とか金魚とか飼ってる人は注意してくださいね
4.接続機器との距離をなるべく近くする
Wi-Fiルーターはできるだけ接続機器の近くに配置することが重要です。
お互いの距離を近くすることで通信も安定するし、ベストな速度でネットが使えます。
また、一軒家の場合、1階と2階でWi-Fiを使いたい人もいるでしょう。
最近は2階建てに対応したWi-Fiルーターも販売されていますが、そのWi-Fiルーターが必ずしも2階建てに向いているとは限りません。
なぜなら、同じ一軒家でも立地場所や家の間取りで電波の受信状況が変わるからです。
ましてや壁や床を通しにくい5GHzの周波数なら、電波が届かないことも考えられます。
その対策として、2階建ての家ではWi-Fiルーターの他に「中継機」を設けることをオススメします。
中継機とは、Wi-Fiの電波が届きにくい場所に設置する機器で、Wi-Fiの電波を中継してくれる役目があります。
中継機を置くことでWi-Fiの電波が広範囲に届くため、たとえば2階にWi-Fiルーター、1階に中継機を置くなどしてWi-Fiを家中に行き渡らせることができます。

ワンルームなどの部屋なら中継器は必要ありません
5.パスワードを他人に教えない
Wi-Fiルーターを購入すると、不正アクセス防止のため、設定時にパスワードを入力します。
このパスワードはルーター本体などに記載されていますが、絶対に他人に教えてはいけません。なぜなら、そのパスワードを不正に利用してあなたの個人情報を盗み取る可能性もゼロではないからです。
最近は、不正アクセスを防止するソフトが最初から入っているWi-Fiルーターもあるので、それを利用するのもいいでしょう。
また、Wi-Fiルーターによっては、パスワードを自分で変更できる機器もあります。

100%安全ではないけど、パスワードを教えないだけでもセキュリティ対策になります
初心者にオススメのWi-Fiルーター

ここでは、筆者の独断と偏見でチョイスしたオススメのWi-Fiルーターを3つのメーカーから1つずつ紹介します。
どのメーカーもWi-Fiルーターの製造では有名な企業なので、Wi-Fiルーターの性能も評判がいいですよ!
1.Buffalo「WSR-5400AX6S」
Buffaloは日本のパソコン周辺機器メーカーで、Wi-Fiルーターでも高い評価があります。
利用者も非常に多く、この機器は筆者も現在利用しているルーターです。
最大通信速度も5GHzで最大4803Mbps(理論値)で、ストレスなくインターネットが楽しめます。
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6 |
通信速度(理論値最大) | ・4803Mbps(5GHz) ・573Mbps(2.4GHz) |
特徴 | ・通信速度が4000Mbps超えで爆速。 ・セキュリティ機能「ネット脅威ブロッカーベーシック」が標準搭載で安心。 ・専用アプリで簡単設定が可能。 |
2.NEC 「Atermシリーズ AX1500HP」
パソコンでおなじみのNECですが、Wi-Fiルーターでも評判のいい企業です。
最大通信速度は5GHzで最大1201Mbps(理論値)と比較的遅いですが、それでも一般的な仕事や動画視聴には十分な性能です。価格も抑えつつ、高品質なルーターです。
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6 |
通信速度 | ・1201Mbps(5GHz) ・300Mbps(2.4GHz) |
特徴 | ・爪折れ防止のLANケーブルが付属。 ・商品に添付されているQRコードから簡単にWi-Fi設定が可能。 |
3.ASUS 「Wi-Fi TUF-AX4200」
ASUSは台湾のメーカーで、パソコンやスマートフォン、モニターなど様々なIT家電を取り扱っています。
このWi-FiルーターはWi-Fi6対応で、5GHzで最大3603Mbps(理論値)という高速通信が可能です。
自宅でゲームをする方はもちろん、デスクワークや動画視聴も快適に行えます。
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6 |
通信速度 | ・3603Mbps(5GHz) ・574Mbps(2.4GHz) |
特徴 | ・Wi-Fi6で高速通信速度が可能 ・3階建てにも対応 |
Wi-Fiを導入して快適なネットライフを!

Wi-Fiは今や私たちの生活に欠かせないといっても過言ではありません。
Wi-Fiルーターを設置することで、スマートフォンのギガ消費も防げるし、なおかつ高速通信が利用できることが最大のメリットといえます。
現在、自宅や会社でWi-Fiルーターを導入していない人も、これを機会にケーブルを使わない無線通信の導入を検討してみませんか?

あなたもWi-Fiルーターを設置して
快適なネットライフをはじめませんか?
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