サーターアンダギーの賞味期限。

沖縄に観光に来ると色んなお土産があります。定番のちんすこうや紅芋タルトに並んで人気があるのがサーターアンダギー。お土産屋さん以外に普通のお店でも売っていて、ウチナンチュもおやつ代わりに食べたりします。

また薄力粉やホットケーキミックスがあれば家庭でも気軽に作れるので、自分で作ったことがあるという人もいるかもしれませんね。

そんなサーターアンダギーですが、意外と知られていないのが賞味期限じゃないでしょうか。

お土産で売っているのは添加物が入っているため、結構日持ちしますが、揚げたてのサーターアンダーギーはその日で食べてしまうことが多いため、賞味期限なんて気にしない人がほとんどでしょう。

そこで今回は、サーターアンダーギーの賞味期限ってどれぐらいなのかを解説していきます。

サーターアンダギーの賞味期限は？

サーターアンダギーの賞味期限は大体2週間ぐらい

お土産屋さんで売ってるサーターアンダーギーは袋詰めで真空パッケージされており、おおよそ2ヶ月ほど賞味期限があるそうです。

それに対して、揚げたてのものは原材料によっても違いますが、大体二週間ぐらいは日持ちするそうです。

ただし、サーターアンダーギーを揚げる時に使用している食用油は時間が経つと酸化が始まるため、日持ちさせるには酸化防止のために密閉した容器に入れて冷暗所で保管する必要があります。

また、お土産用のサーターアンダーギーは開封前の賞味期限が2ヶ月でも、封を開けたらなるべく早く食べるようにしましょう。

それでも食べきれない時は、個別でラップに包む＆ジップロックで冷凍保存するのがおすすめ。
これで約1ヶ月程度は持つそうです。

そもそもどうしてそんなに日持ちするの？

サーターアンダギーはドーナツにも似てますが、普通のドーナツはそこまで日持ちしません。

ではどうしてサーターアンダギーはそんなに賞味期限が長いのでしょうか？
これには主に二つの理由があります。

サーターアンダーギーの賞味期限が長い理由

１．低温でじっくり揚げているので中までしっかり火が通っていて殺菌されている。
２．サーター（砂糖）をたっぷり使用してる。

食品の中に含まれる水分は「結合水」と「自由水」というのに分かれていて、サーターアンダーギーのような糖度の高い食品は「結合水」が多く含まれています。

自由水は雑菌が繁殖しやすいのに対し、結合水は雑菌繁殖を抑える働きがあります。そのため、結合水を多く含むサーターアンダーギーは雑菌が繁殖しにくいため、日持ちするというわけ。

ちなみに、糖度が高いジャムも同じく結合水が多いため、日持ちします。

サーターアンダギーの美味しい食べ方

冷凍したサーターアンダギーの温め方

冷凍したサーターアンダギーは常温で自然解凍（30分～2時間）か、トースターで焼くのがいいです。

解凍したら次の2つの方法で温めましょう。

魚焼きグリルを使う

解凍したサーターアンダギーを包丁で半分に切って、アルミホイルを敷いたグリルに乗せて両面それぞれ約1分ずつ焼きます。これだけで揚げたてに近い美味しさで食べられます。

また、アルミホイルを敷けば、後片付けも楽チンです。

ただし、温め直すのは一回だけにしてください。固くなるのがその理由で、食べる分だけ温めるようにしましょう。

電子レンジで温める場合

耐熱皿にサーターアンダギーを乗せて、ラップをかけずに約30秒温めてください。

電子レンジで温めると、ふんわり柔らかな食感になります。温め時間がわずか30秒というのもお手軽で良いですね。

ただし、油がべたつくため、グリルやトースターで温めるよりも美味しさは少し落ちます。揚げたての食感もあまり期待できません。

まとめ

サーターアンダーギーの賞味期限
・お土産用は約2ヶ月で揚げたてはおおよそ2週間（適正な保存方法をした場合）。
・日持ちする秘密は糖度が高く結合水を多く含んでいるため。
・食べない時は冷凍保存する。
・解凍したらグリルもしくは電子レンジで温める。

今回は、沖縄のお菓子サーターアンダーギーの賞味期限について解説しました。

以前は家庭でサーターアンダギーを揚げることが多かったですが、現在はお店で購入する県民が増え、家庭で作る人は減ってきてるみたいです。

でもやはり、サーターアンダーギーは揚げたてが一番！筆者も家庭では作りませんが、お店の揚げたてを購入して食べたいです。