今ではスマホやパソコン通信に欠かせないWi-Fi。データ(ギガ)を消費しないことから、カフェや商業施設などでフリーWi-Fiを導入するところも増えています。
しかし、フリーWi-Fiはセキュリティが保護されていないため、通信中に個人データが盗まれる危険があります。いくら無料で使えるフリーWi-Fiでも、個人情報を他人に盗まれたら元も子もありませんよね。
そのため、外出先で使えるポケットWi-Fiの利用を考えている人もいるのではないでしょうか。筆者もその一人で、思い切ってポケットWi-Fiを購入することにしました。
今回、筆者が購入したのが、ポケットWi-Fiの「リチャージWi-Fi」です。
リチャージWi-Fiはコンパクトで持ち運び可能なポケットWi-Fi。定額料金なし、端末の返却もなしで、届いたその日からすぐにWi-Fiが使えて便利です。
今回は、筆者が実際にリチャージWi-Fiを使った感想や、メリットとデメリットも紹介します。
これからポケットWi-Fiの購入を検討している人は、参考にしていただくと幸いです。
ポケットWi-Fiとは?
ポケットWi-Fiとは、持ち運びが可能なWi-Fi端末のことです。その名の通り、ズボンのポケットに入るコンパクトな大きさなので、外出先でWi-Fiを使いたい人には利便性が高いといえます。
一般的なポケットWi-Fiは毎月の利用料金を支払うことで利用できるシステムが多く、利用料金は3,000円代から6,000円代に設定している場合が多いです。
その他、電波を受信するためのSIMカード(回線契約)も用意する必要があります。
また、Wi-Fi端末は購入とレンタルがあり、レンタルの場合は契約満了後に端末を返却する必要があります。
ポケットWi-Fiは意外と費用がかかる印象ですよね
リチャージWi-Fiとは
画像引用元:リチャージWi-Fi公式サイト(https://rechargewifi.base.shop/)
リチャージWi-Fiは、「端末買い切り型」のポケットWi-Fiです。そのため、レンタルと違い端末を返却する必要がありません。また、その名の通り、必要な分だけデータをリチャージするシステムなので、無駄なく効率よく使えます。
リチャージWi-Fi5つの特徴
- 端末が届いたらすぐ使える
- 端末は買い切りなので返却の必要なし
- 月額料金を支払う必要なし
- ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル4社の通信が使える
- 海外でも使える
端末が届いたらすぐ使える
リチャージWi-Fiは、端末が届いたら簡単な設定をするだけで、すぐにWi-Fiが利用できます。ポケットWi-Fiの中には回線契約が必要なこともありますが、リチャージWi-Fiは回線契約の必要はありません。
そのため、個人情報を開示することもなく、安心です。
初期設定は、QRコードのパスワードをカメラで写すだけで簡単♪
端末は買い切りなので返却の必要なし
リチャージWi-Fiの端末は買い切り型。レンタルの場合、傷や紛失したときは損害金を請求されますが、買い切り型なら端末は自分の物なので、傷を気にすることなく使えます。
月額料金を支払う必要なし
多くのポケットWi-Fiは毎月一定の料金が必要ですが、リチャージWi-Fiはデータ(ギガ)を使い切ったらその都度必要なデータ量を追加購入して使うシステムのため、毎月の支払いは発生しません。
使わないのに月額料金だけ支払うのは嫌ですよね
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル4社の通信が使える
リチャージWi-Fiは大手携帯キャリアのドコモ・au・ソフトバンク3社の通信回線が利用可能。
端末が利用場所に応じて最適な回線を自動で選択するため、全国のほとんどの場所で利用できます。
海外でも使える
リチャージWi-Fiは海外専用のデータを購入することで、アメリカ・イギリス・中国・台湾など、世界136カ国で利用できます。
海外旅行や急な出張でも、端末を持っていくだけで現地のデータを購入すればすぐにWi-Fiが利用できます。
リチャージWi-Fiレビュー
最近は多くのポケットWi-Fiがありますが、大手キャリアが提供しているポケットWi-Fiは通信速度は速いものの、端末代が高く、月々定額料金がかかるため、個人的には購入する考えはありませんでした。
今回購入したリチャージWi-Fiは、端末こそ安くはない(2万円台)ものの、データ容量が最初からチャージされているため、届いたその日からすぐに利用できるのが最大の特徴といえます。
特別な知識がなくても、簡単な設定だけですぐにWi-Fiが使えます
同梱品
リチャージWi-Fi同梱品
・Wi-Fi端末
・充電用電源アダプター
・充電用USBタイプCケーブル
・SIMピン
・保証書
・マニュアル
端末のサイズ
リチャージWi-Fiの端末サイスは「たて68㎜・横126㎜・厚み13㎜・重さ340g」で、とてもコンパクト。
カバンの中はもちろん、ズボンのポケットにもすっぽり収まるサイズで、持ち運びに不便は感じません。
ボクはズボンの後ろポケットに入れて持ち歩いてます
外観
端末上部には、電源ボタンとSIMカードを入れるスロットがあります。
SIMスロットを引き出した状態。ここにSIMカードが入ります。
ただし現在は、全ての端末で「即時開通モデル」に仕様変更されたため、SIMカードは必要なくなりました。
即時開通モデルとは?
SIMカードを入れなくても、端末の電源を入れるだけでリチャージWi-Fiが使えること(初期設定は必要)。
端末下部には世界標準のUSBタイプCの充電口が配置。付属のケーブルや他のUSBタイプCケーブルでも充電可能。
使用手順
リチャージWi-Fiの使い方はとても簡単!
1.電源ボタンを押す
電源ボタンを押すとディスプレイが起動します。
2.QRコードで接続する
QRコード画面をタップしQRコードを表示したら、スマホのカメラで読み取ります。
3.自動で最適な電波を探す
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの中から、端末が現在地で最適な電波を自動で探してくれます。
4.接続完了!
上記のような表示が出たらWi-Fiが使えます。ちなみに電波は4G LTEで、5Gには対応していません。
Wi-Fi接続まで約70秒かかるのは、デメリットと感じる人もいるかも・・・
通信速度
リチャージWi-Fiの受信電波は4G LTEです。そのため、現在増えてきている5Gと比べると通信速度は劣ります。
ちなみに公式サイトでは、通信速度は下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsとなっています。
実際に通信速度を計測してみました
昼間の時間帯
下りが約30Mbpsという結果に。時間帯にもよると思いますが、これぐらいの通信速度が出れば、通常使いなら問題ありません。動画視聴も問題なく観れました。
重たいファイル送信などしなければ、問題ないレベルです
夜の時間帯
こちらも時間帯によりますが、3回測定した結果、おおむね上記のような通信速度になりました。
下りが約4.5Mbpsと、昼間よりもかなり遅くなりましたが、通常使用なら問題ありません。試しにYouTubeを視聴しましたが、問題なく観れました。
ただし、重いファイルの送受信には時間がかかりそうなので、やめた方がよさそうです。
バッテリー持続時間
ポケットWi-Fiは持ち運びが出来る分、バッテリーの持ちが気になるところですよね。
Amazonの販売ページを見ると、リチャージWi-Fi端末のバッテリー持続時間は約13時間となっていますが、実際はどうなんでしょうか。
ここでは、満充電(100%)から12時間後と24時間後のバッテリーの減り具合を検証してみました。
12時間後のバッテリー残量
12時間後のバッテリー残量は44%でした。メーカー公表は13時間ですが、12時間でこの残量。意外と減りませんでした。
ちなみに上記は、スマホゲームを約15分・SNSを1時間に20分の割合・YouTubeを約10分視聴した結果です。そこまでヘビーな使い方じゃなかったので、バッテリーの減りが少なかったといえます。
例えばこれが、スマホでYouTubeをよく視聴する人やゲームをする人は、12時間持たないかもしれませんね。
24時間後のバッテリー残量
そのまま端末の電源を入れた(スマホやパソコンは繋がない)状態で一夜を明かし、バッテリーが無くなるまでどれぐらいかかるか試したところ、24時間後のバッテリー残量は1%でした。
とはいえ、これはデバイス(スマホやパソコン)には繋がず、電源を入れていただけの結果です。そのため、実際にデバイスを繋げば、24時間バッテリーが持つことはないでしょう。
充電時間
バッテリー残量0%から100%の満充電になるまでの時間は145分(2時間25分)でした。
充電機器によって充電時間は変わります
リチャージWi-Fiのラインナップ
画像引用元:リチャージWi-Fi公式サイト:https://rechargewifi.base.shop/
リチャージWi-Fiの端末には、あらかじめデータ(ギガ)が付与されているため、自宅に端末が届いたらすぐに利用できます。
付与されるデータ(ギガ)容量と料金プラン(税込)
・5G(ギガ)付き端末価格:20,480円
・30G(ギガ)付き端末価格:22,980円
・50G(ギガ)付き端末価格:23,980円
・100G(ギガ)付き端末価格:25,480円
リチャージWi-Fiのデータの有効期限は365日で、この期限内に消費出来なかったデータは全てリセットされるので注意が必要です。
データは追加が可能
付与されたデータを使い切ったら、リチャージWi-Fiの公式サイトや公式LINEからデータの追加購入が可能です。
追加出来るデータ容量は、10GB・30GB・50GB・100GBから選択出来ます。
追加データチャージ料金(税込)
・10GB:1,480円
・30GB:3,280円
・50GB:4,980円
・100GB:6,980円
リチャージWi-Fiの追加データ料金はとてもリーズナブル。
例えば、大手携帯キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のデータチャージ料金は1GBあたり1,100円(税込)ですが、リチャージWi-Fiのチャージ料金は、最安の10GBが1,480円(税込)で、1GBにするとわずか148円。
最高の100GB(6,980円)でみると、1GBあたり何と69.8円になり、大手携帯キャリアの約15分の1です。
このようなことから、リチャージWi-Fiの追加チャージ料金は、かなりお得なことが分かります。
データ容量が多いほど料金もお得!
リチャージWi-Fi端末データのチャージ方法
データチャージも簡単です♪
1.公式サイトから追加したいデータ容量(ギガ)を選択する
リチャージWi-Fiの公式サイト(ホームページ・LINE)より、追加したいデータ容量を選択します(画像は30GB)。
画像引用元:リチャージWi-Fi公式サイト:https://rechargewifi.base.shop/items/69425946
2.IMEI番号を入力する
選択画面右側の欄に端末のIMEI番号を入力します。
IMEI番号の確認方法
・端末が入っていた化粧箱で確認
・端末画面をスライドさせ、「端末情報」から確認
IMEI番号とは?
リチャージWi-Fi端末に個別に設定されている番号で、15桁の数字で示されています。
IMEI番号を入れたら「カートに入れる」をクリックしましょう
3.支払い方法を選択する
自身の支払いやすい方法を選択します。
リチャージWi-Fiのデータチャージは以下の方法で支払いが可能です。
追加データ料金の支払い方法
・クレジットカード
・キャリア決済
・銀行振込
・コンビニ決済(Pay-easy)
・Amazon Pay
・PayPal
画像引用元:リチャージWi-Fi公式サイト:https://rechargewifi.base.shop/about#payment
これで追加チャージ完了!
リチャージWi-Fiのメリットとデメリット
ここでは、筆者が実際にリチャージWi-Fiを使って分かったメリットとデメリットを書きました。
ボクがリチャージWi-Fiを使った感想です
リチャージWi-Fiのメリット
①コンパクトで持ち運びがラク
リチャージWi-Fiのサイズは、たて68㎜・横126㎜・厚み13㎜・重さ340gで、とてもコンパクト。
文字通り、ズボンのポケットに入る大きさなので、筆者はジーンズのポケットに入れて持ち運んでいます。
②場所を問わず、どこでもつながる
リチャージWi-Fiはドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの4社の通信に対応。今いる場所に最適な電波を自動受信してくれるため、基本的にどこにいてもWi-Fiが利用できます。
UQモバイルがつながりにくい実家も問題なく繋がりました!
③回線契約なしですぐ使える
リチャージWi-Fiは回線契約が必要ないため、端末が届いたら簡単な初期設定だけですぐにWi-Fiが使えます。
初期設定もパスワードを直に入力するか、QRコードをスマホのカメラで撮影するだけです。
初めてポケットWi-Fiを使う人も心配することないです
リチャージWi-Fiのデメリット
①通信が4G LTE
リチャージWi-Fiの通信は一世代前の4G LTE。現在主流になりつつある5Gに対応していないため、通信速度はそんなに速くありません。
とはいえ、普通にYouTubeを観たりSNSを楽しむ程度なら問題ないので、そこまで心配することはないでしょう。
筆者のように、たまに動画を観たりSNSをやる程度なら全く問題ないと思います。
②バッテリーの持ちがイマイチ
リチャージWi-Fiの端末のバッテリー持続時間は約13時間となっています(Amazonサイト参考)。そのため、旅行や出張など長期間の滞在で利用するなら、モバイルバッテリーもしくは電源アダプターが必須です。
ただし、使い方によってバッテリー持続時間は変わるため、あくまでも参考程度にしてください。
また、電源を入れっぱなしだと常に電波を受信しているため、使わない時には電源をオフにしておくことをおすすめします。
③データに使用期限がある
リチャージWi-Fiはデータが無くなったら追加購入していくシステムですが、データの使用期限が365日に設定されているため、この期限を過ぎてしまうとデータはリセットされてしまいます。
そのため、データを購入する時は365日で使い切る容量を購入することが重要です。
ただし、データを使い切る前に新たにデータを追加購入した場合は、先に残っているデータを使い切ってから追加購入したデータのカウントが始まります。
購入したデータは使用開始まで期限がカウントされないのはうれしい!
リチャージWi-Fiの口コミ
ここでは、リチャージWi-Fiを利用しているユーザーの口コミを紹介します。
良い口コミ
4G LTEでも、速度はそこまで遅くないという意見が多い印象です
イマイチな口コミ
バッテリーの持ちが悪いという意見が多く見られました
【まとめ】バッテリー持ちに不満あるがおおむね満足
今回はポケットWi-Fiの「リチャージWi-Fi」をレビューしました。
実際に使った感想は、おおむね満足です。とにかく大手4キャリアの電波を受信してくれるのはうれしい!
よほど運が悪くない限りは、電波が繋がらないということはないかと思います。もちろん、どんな山奥でも繋がるのかと言われると保証はできませんが・・・。
ただし、唯一のデメリットと言えるのが、バッテリーの持続時間。ちょっとした外出先で使うなら問題ありませんが、1泊以上の旅行や出張なら充電用のアダプターなどは必須なので注意しましょう。
とはいえ、デメリットを考えても、リチャージWi-Fiは普通に使えて持ち運びができるため、メリットの方が大きいと感じました。
これからは、契約要らずのポケットWi-Fiが主流になる予感がします
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