みなさんは「世界でいちばん貧しい大統領 ホセ・ムヒカ」という人物をご存じでしょうか。
かつて南米の国ウルグアイの大統領を務めたホセ・ムヒカ。
彼は当時「世界一貧しい大統領」だと言われました。
大統領となったムヒカは常に国民の事を第一に考え、ウルグアイの発展に貢献しました。
そして彼のこれまでの生き方や発した言葉がとても興味深いんです。
日本でも彼の事はこれまで数々のメディアで取り上げられ書籍も発行されてます。
先日、このホセ・ムヒカの映画「世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」を観てきました。
今回は映画の感想を含めて、このホセ・ムヒカという人がどんな人物なのか紹介したいと思います。
ホセ・ムヒカとはどんな人物か
1935年ウルグアイの生まれ。貧困な家庭に育った彼は大学卒業後政治活動を始める。1960年代に極左のゲリラ組織に入り活動。4度逮捕される(1972年には約13年収監)。出所後はゲリラ仲間と政治団体を結成して1995年に議員に初当選。
2005年に結婚。奥さんのルシア・トポランスキーは現ウルグアイの副大統領。
そして2009年の大統領選挙で勝利し、2010年3月から2015年2月までウルグアイの大統領を務める。
2020年10月に高齢を理由に政界を引退する。
日本人との意外な関係
ムヒカが子供の頃、近所にたまたま住んでいた日系ウルグアイ人に造園の事を学びます。当時は15軒ほどの日本人住居があったそうで、主に花の栽培を習ったそう。
映画の中でも現在住んでる自宅で菊を栽培している場面が出てきます。
愛車は友人からもらったフォルクスワーゲン
ムヒカが乗っているマイカーは1987年製のフォルクスワーゲン・タイプ1。大統領在職中の2014年時点での価値は2800ドル(日本円で約32万円)。
ある日、アラブの大富豪から100万ドル(日本円で約1億1600万円)で買い取りたいと言われたらしいが、「友人からもらった大事な車だからこの車を売るとなると友人を傷つけることになる」と言って拒否したというエピソードも。
世界一貧しい大統領といわれた由来
ホセ・ムヒカの資産は愛車のフォルクスワーゲン・タイプ1と農業で使用しているトラクターと農地だけ。大統領になっても「国民レベルの生活をしなければならない」と、官邸には居住せずに自宅で暮らした。
その質素な暮らしぶりから世界一貧しい大統領と言われるようになりました。
大統領としての給与の約9割を貧しい人々に寄付し、貧困で学校にいけない子供たちの為にあらたに学校も建設しました。
心に響くホセ・ムヒカの言葉
ホセ・ムヒカが世界で注目されるきっかけが2012年にブラジルのリオデジャネイロで開催された国連の会議での演説。
二酸化炭素の排出による地球温暖化について、現代人の進歩に伴う消費行動に対して「人類にとって幸せとは何なのか」と疑問を投げかけた。
その時の演説が世界中に流れると瞬く間に感動と共感を得た。
▼ブラジル・リオデジャネイロで開催の国連での演説
世間から「世界一貧しい大統領と言われることについてどう思うか」との質問にムヒカは・・・
▼ムヒカの名言集
【映画】世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ
今回観たのは田部井一真監督の「世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」。
田部井監督が何度かウルグアイのムヒカに会いに行って取材し、作り上げた作品。
▼映画「世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」予告編
この映画を観てあらためてホセ・ムヒカという人が人間的に素晴らしいのと、ほんとの幸せとは何なのかという事を考えさせられました。
人類のテクノロジーの進歩に人間が振り回されている。
物理的欲求を満たすために人はお金ではなくそのお金を稼ぐための時間で買っている。
その消費行動が見直されない限り環境問題は解決しない。
人は進展するためにやってきたのではない、幸せになるためにやってきたのだ。
▼広島を訪れたムヒカ
▼日本の学生に対してムヒカは何を語ったか
80代のムヒカの言葉に日本の学生も心を動かされ感銘を受けます。
*映画「世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」は現在
沖縄のシネマパレットで5月13日(木)まで公開中。
まとめ
いかがでしたか。
今は便利な世の中になり、欲しいものは何でも手に入る現代。
そして世の中はどんどん技術が進歩し、我々人類は立ち止まることが出来ません。
それでもこれからは進歩しつつ、一度立ち止まって考えてみることも必要かもしれません。
ほんとの幸せとは何かという事を。
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