電波時計なのに何で狂うの?

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自分は普段から家でも腕時計も電波時計を使っていますが、以前住んでいた埼玉から沖縄に引っ越してから何故か電波時計が正確な時刻を刻まなくなりました。

でもどうやら、電波時計が狂うのは沖縄だけじゃないみたいです。

電波時計が普及していなかった頃は、家の時計も腕時計も最初に時刻を合わせても暫くすると秒単位で狂うのは当たり前でした。しかし電波時計が世に出始めると、時計は正確に時を刻むのが当たり前になってきました。

そもそも電波時計とはどうして正確な時刻を刻むのか?だけど何で狂うのか?

ということで記事にしてみました。

目次

電波時計が正確に時刻を刻む仕組み

電波時計とは

読んで字のごとく、電波を受信して正確な時を刻む時計のことですが、電波時計の中には電波を受信するアンテナが入っていて、このアンテナが一日一回標準電波を受信します。この受信信号がアナログデータからデジタルデータに変換されて正確な時刻を刻んでいるそうです。

ん~何だか難しそうですね(笑)

標準電波とは

標準電波とは、日本に二か所ある送信所から24時間常に発信されるもので、送信所は東北と九州にあります。

  • おおたかどや山標準電波送信所(福島県)
  • はがね山標準電波送信所(佐賀県と福岡県の県境)

この二か所から発信される電波は10万年に一秒しか狂わない高精度のセシウム原子時計によって作られていて、これが高精度な時刻を表示させます。

そしてこの二か所の送信所から発信される電波はそれぞれ異なる周波数になっていて、二か所の電波がちょうど重なる地域でお互いの電波が干渉するのを避けるためだそう。二か所の電波が干渉すると受信電波が弱くなるそうです。

電波を受信しない日がある

東北と九州それぞれの送信所には電波を受信しない「停波日」という日があり、その日だけは標準電波を受信できません。でもその時は電波時計も普通の時計として使えるから問題ないですけどね~。

電波時計が狂う原因

では、電波時計が狂う原因にはどんな理由が考えられるのでしょうか。いくつか紹介します。

電池切れ

真っ先に考えられるのが時計の電池切れ。置時計や腕時計が電池式の場合は、購入してから一度も電池を交換していないという人も多いかと思います。デジタル表示なら液晶が薄くなってるとか、アナログ表示なら秒針の動きが変とか、確認してみましょう。

最近はソーラー式が主流ですが、ソーラー式腕時計の場合、文字盤や裏蓋に電池の残量を表す表示があるので、それも確認してみましょう。

建物や磁気の影響

先ほども書いたように、電波時計は東北と九州の二か所の送信所で標準電波を受信するので、当然その電波が受信しにくいと正確な時刻を刻めなくなります。

建物だと、木造より鉄筋コンクリート造が電波受信が弱いそうです。

あとは、テレビや電子レンジの近くなどに置くのも磁気を帯びるのでよくないそうです。時計が磁気の影響を受けると場合によっては修理が必要となる時もあるので注意しましょう。

天候や地形の影響

極端な高温や低温にも電波受信はしにくいそう。あとは雷が落ちたり台風などの悪天候や高低差の激しい場所なども受信には適しません。

スマホが影響?

家でスマホを充電することも多いと思いますが、その至近距離に電波時計が置いてないですか?

マホの電波が時計の電波受信を邪魔していることがあるそうです。でも何となく分かるような気もしないでもないですね。

沖縄は電波時計が狂いやすい?

さて、沖縄で電波時計が狂うのなぜか?ということですが、やはり物理的に送信所が沖縄から離れているというのが主な原因っぽいですね。

あとは建物の問題。先ほど書いたように、電波時計の受信は、同じ建物でも木造より鉄筋コンクリート造の方が受信しにくいという特性があります。

沖縄の建物の主流は鉄筋コンクリート造。なので受信しずらいことが考えられます。台風も影響ありそう。でも、台風が多いからこそ鉄筋コンクリート造が多いってこともあるんですけどね・・・

電波受信しないときの対処法

電池の交換や充電

前述したように、まずは電池切れを疑ってみましょう。乾電池やボタン電池を時計を買ってから何年も経ってるのに換えたことが無い人は要チェックです。

保管場所や、置き場所を見直す

置時計なら、窓際に置くのも良いみたいです。特に鉄筋コンクリート造の場合は電波を受信しにくいので、電波を遮らない窓際に電波時計を置くのがおススメです。

設定を確認してみる

例えば、思いっきり1時間ぐらい時間が狂ってたりする時は、その時計がサマータイムに設定されていることも考えられます。

そんなときは、サマータイムをオフにして、ホームタイムを東京に設定しましょう。それだけで改善されることもあるかもしれません。

まとめ

  • 電波時計は東北と九州の二か所の送信所で電波を受信して正確な時刻を刻んでいる
  • 電波時計は建物の構造や気候によって正確な電波を受信しないこともある
  • 電波受信が正確に出来ない時は、電池切れを確認してみたり、時計の置き場所を変えてみたりしてみる
  • 物理的に送信所から遠くて鉄筋コンクリート造の建物が多い沖縄では電波時計があまり役にたたない。

 

いかがでしたでしょうか。

電波時計は10万年に一秒しか狂わない!というのを自分は鵜呑みにしていましたが、どうやらそうではなかったようですね。

でも基本的には殆ど狂わないのは事実。ちょっと狂ってきたかな?と思ったら上記にあげた方法で確認してみてください。

ん~。しかし、我が家の電波時計は相変わらず狂いまくっております(笑) 電波時計が普通の時計としか使えないなら、昔買った電池切れの海外ブランドの高級時計を引っ張り出してまた使おうかな。

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