トラックドライバーの仕事ってどうなの?転職する前に読んでみよう

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去年からコロナの影響により、家の中で過ごす時間が増えてネットで物品購入をする人がめちゃくちゃ増えてますね。
自分も例外ではなく、コロナ禍になってからは以前よりも宅配便のお世話になっています。

そんなこともあって、今深刻な人手不足の業界がトラックドライバーの仕事です。

日本の物流には空路、海路、陸路とありますが、その中心となるのが陸路です。

この先5Gが普及してくると、車の運転も完全自動化になっていくと言われていますが、トラックの運転を完全自動化や無人化にするのは個人的には難しいんじゃないかと思います。

最近はコロナ禍の影響で職を失った人がトラックドライバーに転職するパターンも見かけられますが、そうは言っても全くの異業種からの転職はちょっと不安もありますよね。

そこで今回は実際にトラックドライバーとして16年働いた自分の経験から、トラックドライバーの仕事ってどうなの?という疑問に答えたいと思います。

これからトラックドライバーに転職してみたいと思っている方に少しでも参考になれば幸いです。

目次

トラックドライバーの仕事はこんな感じ

トラックドライバの仕事には大きく分けて「地場(じば)配送」と「長距離配送」があります。

それぞれ仕事のやり方も違います。自分がやってたのは地場の仕事でした。

地場(じば)配送の仕事

地場配送とは配送範囲が比較的近距離のことをいいます。荷物を積んだ倉庫からおおよそ20~200キロぐらいの範囲です。なので長距離とは違って日帰り出来るので、基本的に毎日自宅から通えます。
地域を配送する宅配便も地場配送になります。

トラックドライバーは一般の会社員とは違い、早起きです。

自分の場合は毎朝2時起きでした。😪普通なら有り得ない時間ですが、トラックドライバーにとってはそんなに驚く時間ではありません。

なぜそんなに早起きするかというと、朝の交通渋滞をなるべく避ける為です。

一般の通勤時間帯に走るとどうしても渋滞に巻き込まれやすいので、時間指定された配送先に間に合わなかったり、配送件数が多い場合は間に合わない配送先が何件も出てきて最悪は荷物を持ち帰るという事態も起きたりします。

なので積み込み時間を考慮しつつ、どうしても早起きになるわけです。

自分の場合は朝の4時から荷物を積まなきゃいけなかったので、朝寝坊をしたら大変😨

一日10件ぐらい冷凍食品を配送していたんですが、16年間の勤務で何回か寝坊した事もありました。
目が覚めて起きたら荷物を積む時間だったり。。。😱
そんな時は開き直るしかないですけどね(笑)

さて、自分が実際にトラックドライバーとして働いていた時のスケジュールはこんな感じでした。

1.朝2時起床
2.2時半頃会社に出勤。アルコールチェック、点呼の後会社をトラックで出庫
3.3時半頃荷物を積む倉庫に到着。その日の配送先を確認しながら伝票整理。
4.4時から荷物の積み込み。
5.6時頃配送先へ出発。
6.7時~12時にかけて約8~9件を配送。
7.12時~13時昼休憩
8.13時~午後の配送開始(1,2件)
9.14時頃配送全て終了。
10.16時頃帰社。
ざっと計算すると一日の労働時間は13~14時間でしょうか。
これを月~土の週六日(祝日除く)やっていたわけです。結構な拘束時間でした。残業代は月に最大40時間分までしか出ず、あとはいわゆるサービス残業でした。
もちろん、全ての仕事がこうではありませんので、あくまでも一例として参考にしてください。
同じ地場の仕事でも仕事の形態は様々。配送件数を少なくしてその代わりに配送後、集荷をするドライバーもいます。

長距離配送の仕事

文字通り会社からかなり距離の離れた所まで配送にいったり集荷をしたりする仕事です。
距離的には積み込み倉庫から300キロ以上離れた他の都道府県まで走ります。

関東から東北や九州まで走る事もよくあります。

長距離の仕事は実は在職中はやったことなかったんですが、何度か会社から長距離走ってみないかと言われたことはありました。

ですがその都度断っていました。理由は拘束時間が長いからです。

ドライバーの中には長距離を走るのが好きでトラックドライバーになった人もいます。トラックの中でずっと過ごすのがちょっとしたキャンピングカー気分で良い!という人も会社にはいましたね😀

ご飯食べたりテレビ観たりゲームしたり、トラックの座席の後ろはベットになっているので寝るのも問題なし。
最近のトラックは車内も快適で、至れり尽くせりなので長距離の仕事もそんなに苦ではなくなってますね。

自分は運転は好きですが、仕事で長距離走るのは疲れるし、なかなか自宅にも帰れないのが嫌で地場の仕事をやっていました。

でももちろん、稼ぎは長距離の方が圧倒的に良いですけどね。

トラックドライバーの仕事のメリットとデメリット

トラックドライバーのメリット

1.あちこち道路を走るので道に詳しくなる。
2.何度も行く配送先の人と仲良くなると色んな面で得することがある。
3.長距離ドライバーは各地域の美味しい物を食べたり綺麗な景色をみたりすることが出来る。
1.は何となくわかりますよね。地場の仕事だと主要道路からちょっと入り組んだ道まで、普段自分の車では行かないような所も行ったりするので、かなり道には詳しくなると思います。
ただ、毎日同じ所に配送するドライバーもいるので一概には言えませんけどね。
長距離のドライバーは日本全国走れるので更に色んな道を知ることが出来ます。
2.はドライバーあるあるで、同じ配送先に何度も行くうちに顔なじみになって配送先の人に飲み物やお菓子を貰ったり、納品時間が少し遅れても許してくれたり、逆に納品時間より早く到着してもフライングで荷物を下ろさせてくれたり。こういうちょっとした心遣いはドライバーにとっては嬉しいものです。
3.は長距離ドライバーやってて一番の楽しみだと思います。
先にも書きましたが、長距離ドライバーの中にはキャンピングカーに乗ってる気分で仕事している人もいます。
なので仕事よりもメインは配送先で美味しい食を探して堪能したり、普段地元では見られない風景を見て元気パワーを蓄えるのが目的!というドライバーもいるかもですね(笑)
これは長距離ドライバーの特権ですね😀

トラックドライバーのデメリット

1.仕事の拘束時間が長い。
2.大型トラックの場合、食事をするのに苦労する。
3.事故を起こした時の対応が会社によっては不誠実な所もある。
1.はトラックドライバーの宿命と言ってもいいかもしれません。
他の会社員とは違い、自動車を使う仕事なので、道路の渋滞や思わぬ事故に巻き込まれたりすると納品予定が大幅に狂ったりします。
集荷をする時は更に時間が遅くなり拘束時間が長くなる事があります。
これはトラックドライバーが一番不満に思っていることであり、一番の離職理由にもなってます。
2.は大型に限ったことではありませんが、普通車よりも車体の大きいトラックは昼食や夕食をとろうとしても飲食店等に中々車を停める所が見つからない事があります。
小型や中型トラックなら何とかコンビニにも停める事が出来ますが、大型となると街中では停められる所が少ないのが現状です。
ただ長距離の場合は地方に行きますから、街中よりもコンビニや飲食店の駐車場も広くて大型でも比較的停めやすいと言えます。
最近、高速道路のSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)で見かけられるのが、大型車両の駐車スペースに普通車が停まっているのを見かけます。これはやめて欲しいですね😥
限られた大型スペースをドライバーの皆さんに有効に使わせてもらいたいです。
最近はコロナ対策によって高速のSAやPAの飲食店も夜遅くまで営業していない所もあるので、トラックドライバーの食事事情はより厳しくなっています。
3.はトラックドライバーにとっても深刻な事で、万が一事故を起こした場合の対応は会社によって様々です。
一言で事故といっても、荷物を荷崩れによって破損させる「商品事故」や道路上を走っている時に起こす「人身事故」、納品先で建物等にトラックをぶつけて破損させる「物損事故」など色々あります。
ホワイト企業なら、これらの事故を起こしても保険などにもちゃんと入っているので、対応がしっかりしていて、ドライバーも安心して仕事が出来るんですが、ブラック企業の場合、事故の処理費をドライバーに負担させたりする会社もあります。
自分が勤めていた会社は車両事故を起こすと任意保険で対応していましたが、ドライバーが乗っていたトラックの修理費がドライバー負担でした。
過去に同僚が首都高で事故を起こした時、相手に対する補償は会社がしましたが、乗っていたトラックの修理費用は同僚が全額負担でした。これを毎月の給料から定額で天引きされるわけです。
トラックは全面の損傷が激しくて修理費用は150万円でした😨新車の軽自動車が買える金額ですよね。
これじゃ何のために働いているのか分かりません🤷‍♂️
トラックドライバーに転職を考えている方は、こういう会社には注意してくださいね☝

トラックドライバーは男性だけじゃない!

トラックドライバーと言えば男性がやる仕事のイメージがある人も多いでしょう。
しかし、そうではありません。まだまだ数は少ないものの、現役バリバリで活躍している女性トラックドライバーはいます。女性トラックドライバーは「トラガール」とも言われています。
そんなトラガールの中には仕事をしつつ、ユーチューバーとしても活躍している人もいます。
女性のあなたもこれを見てトラガールを目指してみては?👩🚚

まとめ

●トラックドライバーの仕事は大きく分けて二種類
1.地場の配送
2.長距離の配送
●トラックドライバーのメリット
1.あちこち道路を走るので道に詳しくなる。
2.何度も行く配送先の人と仲良くなると色んな面で得することがある。
3.長距離ドライバーは各地域の美味しい物を食べたり綺麗な景色をみたりすることが出来る。
●トラックドライバーのデメリット
1.仕事の拘束時間が長い。
2.大型トラックの場合、食事をするのに苦労する。
3.事故を起こした時の対応が会社によっては不誠実な所もある。
●女性トラックドライバーも頑張ってます!
トラガールデビューしてユーチューバーデビューもあり!
いかがでしたか?
まだまだ人手不足のトラックドライバー。これから転職を考えている方もいるかと思います。
しかし、中にはブラック企業が存在するのも事実😎
求人情報をよく確認し、面接では待遇面や事故を起こした場合の会社の対応などをよく聞いた方がいいかと思います。
入社してから「こんなはずじゃなかった・・・」なんてことにならないようにしたいですからね😑
逆に優良企業に入れば、安心して仕事も出来ますし、頑張り次第で給料も段々よくなる可能性もあります。
そういう企業は研修制度も充実してるので、トラックドライバーとして自信をもって働けます。
あなたも日本の物流を支える運送業界で高い所から周りを見下ろし、優越感に浸りながらトラックドライバーとして働いてみませんか?🚚💨
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