テレビをどれぐらいの人が見ているか?を数字で表すのが視聴率。それに対して、ラジオをどれぐらい聴いているか?を数字で表すのは聴取率です。
テレビの視聴率は一定の家庭を対象に視聴率を計測する機械を設置して調査しますが、ラジオは一体どういう方法で聴取率を調査しているのでしょうか。
今回は自分も毎日聴いているラジオの聴取率について、気になってみたので調べてみました。
聴取率とは?
ラジオの聴取率は民法局の場合、通常2か月に一回調査をしています。
テレビの視聴率が世帯ごとに調査するのに対してラジオの聴取率は個人単位で調査します。
これは、ラジオがどこでも聴けるという特性があるからです。携帯ラジオで外出先で聴くことも出来るので、個人単位で調査しなくてはいけないわけです。
調査は12歳~69歳の男女の個々人に対して、聴取時間と聴いている放送局をアンケート調査票に記入する方式で行います。
聴取率の調査方法
ラジオの聴取率調査には主に以下の3つの方法があります。
ビデオリサーチ社による調査
ビデオリサーチ社が独自で行っている調査。首都圏、中京圏、関西圏でそれぞれ行われる。
アンケート調査の他にも2020年4月より「ラジオ365データ」というものを開発して、ネットアプリradikoの聴取データを推計するサービスを始めました。現在は首都圏だけですが、順次中京圏と関西圏でもサービスを展開する予定です。
NHK放送文化研究所による調査
文字どおりNHKが独自に行っている調査。ビデオリサーチ社とは違い、全国で調査をしています。
調査は年に二回(6月、11月)の中の一週間で行われ、これは公式サイトで見ることが出来ます。
民放ラジオ局による調査
民放各局が独自に行っている調査。関東圏では年6回(2,4,6,8,10,12月)SW(スペシャルウイーク)等の名称で一週間かけて、いつもよりリスナープレゼントを普段より豪華にしたり、有名人のゲストを迎えたりと、少しでも聴取率を取るために各局が努力しています。
中京圏と関西圏では年2回(6,12月)行われます。
ただし、これは全ての都道府県で行っているわけではありません。
ラジオ離れ
以前はラジオ人口もある程度居たみたいですが、最近ではネットの普及によって、ラジオを聴く人が減ってきているということです。
ドライバーリスナーが減少
自分の住んでいる沖縄では観光客の方がレンタカーを借りることが多いですが、そのレンタカーの中でラジオを聴いている人もいるみたいです。地元のラジオを聴くことで少しでも情報を仕入れるのにはいいかもしれませんね。
が、全国的にみると、車内でラジオを聴くというのは減ってきているみたいです。理由はラジオ以外にも楽しめるコンテンツが増えたからだと言われています。
CDを聴いたりDVDを観たりするのに加え、最近はスマートフォンの音声をBluetoothを使ってカーステレオから聴いたり出来るようになったことで、ドライバーの中でラジオ離れが増えているみたいです。
在宅リスナーの傾向
昔は自宅でラジオを聴く主婦の方や受験勉強をしながら聴く若者なんかも居ましたが、ここでも最近のネットの普及でスマートフォンで動画を観たりダウンロードした音楽を聴いたりと、ラジオを聴かなくても充分楽しめることが増えていますね。
しかも24時間いつでも好きな時にコンテンツが楽しめるのは最大の魅力です。これはラジオだけじゃなく、テレビ離れの原因にもなってます。
それでもラジオは必要
このように様々なコンテンツがある中でラジオを聴く人が減ってきているのはラジオ好きとしては寂しいことですが、一方で名強いラジオファンが居るのも事実。
長距離トラックドライバー🚚の方の中には全国のラジオ番組を聴いている人も多いです。その地域によってラジオ番組も独特の色がありますから、常に一人で運転しているトラックドライバーにとっては心のオアシスになるのではないでしょうか。
そしてネットが普及したおかげで、スマートフォンやパソコンで気軽にラジオが聴けるアプリradikoが誕生して、ラジオ好きにとっては自宅でも外出先でも気軽に全国のラジオが聴けるのでとても有難いのです。
まとめ
そういうことで、確かにラジオ人口は減っているかもしれませんが、まだまだ根強いラジオリスナーが居る限りはラジオが無くなることはないと思います。
10年前の東日本大震災の時にもラジオは被災地でよく聴かれていたといました。
これからの日本は大地震や大雨による災害が多発すると予想されています。そんな時にリアルな情報を得られるラジオを活用しない手はありませんよ!
これを機会にあなたもラジオを聴いてみては?
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