こんにちは。昨日と打って変わって涼しい沖縄です。
今日は朝からそわそわしていた沖縄県民も多かったと思います。
そう、今日は朝9時から春の選抜高校野球大会の一回戦、県代表の具志川商業が青森代表の八戸西と対戦する予定だったんですが、雨のために明日に順延になりました。
この雨が具志川商にとって良い気分転換になればいいんですけどね。とにかく、明日の試合が楽しみです☺
さて、ここで沖縄の高校野球の歴史を少し書きたいと思います。
沖縄の高校が初めて甲子園に出場したのは今から63年前の1958年の夏の甲子園でした。
県代表の第一号は「首里高校」。当時はまだ日本に復帰していなかったので沖縄を離れるのにはパスポートが必要でした。飛行機ではなく船で移動。途中、港でお小遣いのドルを円に両替してもらったそうです。まるで海外旅行ですね(笑)
試合は一回戦で負けてしまいましたが、初の甲子園出場ということで県民はさぞかし嬉しかったんじゃないでしょうか。
そしてそのあと、首里高校の生徒たちに悲劇が。。。
甲子園から持ち帰ろうとしていた土が「植物検疫法」という法律に引っかかってしまい、帰りの船から海に流したという悔しい思い出がありました。
この事件をきっかけに、県民の日本復帰への想いが強くなったと言われています。
その後、1972年に本土へ復帰してからは徐々に沖縄の高校野球は実力をつけていきます。中でも印象的なのは、1990年と1991年に2年連続で夏の大会で沖縄水産高校が準優勝したことです。どちらも優勝まであと一歩のところまで迫った試合で残念だったのと同時に、沖縄の高校でも優勝が十分狙えることを確信した時でしたね。
そしてついに、1999年の春の選抜で沖縄尚学が初優勝。9年後の2008年には再び沖縄尚学が春の選抜で優勝。その後2010年には興南高校がなんと春夏連覇。これで沖縄の高校野球の強さが全国に知れ渡ったんじゃないでしょうか。
さて、明日の具志川商業はどんな試合を見せてくれるか、楽しみです。
ひょっとしたら大化けして2010年の興南高校以来の春夏連覇を成し遂げるかもしれませんからね⚾
チバリヨー!具志川商業!
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