未払い残業代はあきらめずしっかり請求しよう!

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突然ですが、あなたの勤めている会社はブラック企業ではないですか?

日本人は働き者ですが、ついついサービス残業してしまっている人も多いかと思います。

「だって仕事が終わんないんだからしょうがない」「人手不足だからしょうがない」「1時間ぐらいの残業なら別にいいよ」「どうせ請求してももらえないし」

こんな声が聞こえてきそうです。かつての自分もそうでした。

ですが、やっぱり自分の中では納得して働いてはいませんよね?

いつも心の中で不満を抱えながら働くのって、とてもストレスが溜まり、精神的にも肉体的にもよくありません。

自分が以前働いていた運送会社は典型的なブラック企業でした。
運送会社って結構ブラック企業が多いと思います。労働基準法で定められている1日8時間週40時間までの労働なんてほぼ守られていないんじゃないでしょうか。

とはいえ、自分は新たに就職活動をするのが面倒くさかったのもあり、ダラダラと16年も働いていたんですが・・・。

自分はその会社で月曜~土曜の毎日、13~15時間ほど働いていました。
日曜、祝日は基本的に休みでしたが、それでもあきらかに労働基準法違反の過重労働。

残業代は月に40時間分は出ましたが、当然まったく足りず、残りはサービス残業。

あまりにもサービス残業が多すぎるので、会社に対しても残業時間を減らすよう要望はしていましたが結局は改善されませんでした。

そんな中、自分は会社を辞める決心をし、未払い残業代を請求することにしたのです。

ということで今回は、いまブラック企業で働いていて未払い残業代を請求しようかどうしようか悩んでいる人に少しでも参考になればと思い、自分が実際に会社に対して未払い残業代を請求した過程を記事にしましたので是非お読みください。

目次

未払い残業代請求とは?

未払い残業代請求とは、勤務している会社に対して本来支払わなければならない残業代を請求することです。

これは勤務中に請求することはもちろん、会社を辞めてからでも請求することができます。

在職中に自分から会社に残業代を請求できれば問題ないですが、実際はそんなこと出来る人って中々いないですよね。
自分も実際、請求したのは会社を辞めてからでした。

未払い残業代請求は最大3年前までさかのぼって請求できます(2020年4月以前は最大2年前までの請求でした)。

余談ですが、テレビ、ラジオなどでは「過払い金請求」のCMがよく流れていますが、なんで未払残業代請求に関するCMは流れないのか不思議です(笑)

未払い残業代請求を決めたら弁護士事務所へ

必要書類の準備と弁護士事務所の選択

ここからは自分が実際に行動したことを書いていきます。

会社を辞めてからまずやったことは証拠書類の整理です。

用意したのは、以下の物。

  1. 給与明細(入社から退社までの分)
  2. 手書きの日報(退社日から2年前までの分)
  3. 雇用契約書

たまたま、会社に入ってから辞めるまでの給与明細と手書きの勤務状況を書いたメモを保管していたんですが、これがとても重要な証拠書類になりました。
あとは雇用契約書があれば尚いいです。

この辺の書類って結構無くしたり破棄したりしてる人多いと思います。
こういう万が一のときの為にも、自分の勤務状況が分かる物は保管しといたほうが絶対いいですよ。
とにかく、働いていた時の出勤、退勤時間の分かるものなら何でもいいので保管しておきましょう。

最悪、そういう書類がなくても弁護士の方が会社に必要な情報を開示してもらうように依頼するみたいです。
ですが、会社側が退職した社員の情報をすでに破棄している可能性もあるので、出来れば自分で用意したほうがいいと思います。

そして書類の準備が整ったら、いよいよ弁護士へ未払い残業代請求の依頼をします。

自分はインターネットで「未払い残業代請求」とかで検索して弁護士事務所を探しました。

弁護士事務所が決まったら、ホームページの記入欄に依頼内容や具体的な状況とかを記入してメールを送りました。

その翌日、メールを送った弁護士事務所から、実際に未払い残業代請求手続きに着手したあとの流れや、それにかかる費用などが書かれたメールが送られてきました。

それに自分が納得したら、正式に未払い残業代請求を弁護士事務所に依頼します。
この時に自分が弁護士事務所に足を運べる日を決めます。

自分が依頼した弁護士事務所は相談料、着手金は必要なしで、最終的に未払い残業代が請求できた時点で費用を支払うという完全成果報酬型のシステムです。

いざ弁護士事務所へ

依頼した弁護士事務所に必要書類を持って訪問。
担当していただく弁護士さんに持参した書類をお渡ししたあと、改めて今後の手続きの流れを聞いて納得できたら「委任契約書」にサインをしてこの日は終了です。

依頼後に弁護士さんの方で、会社に内容証明郵便を送ってもらい、自分の勤務状況に関する資料の開示請求をしてもらいました。

会社に開示してもらった資料と自分が提出した書類をもとに弁護士さんが残業代を計算し、その後会社側と交渉に入っていくという流れです。

これから先は基本的に弁護士さんに全ておまかせして、あとは経過を順次メールや電話で報告してもらう感じです。

現在の状況

ここまでの経過を簡単に書いてみました。

自分が未払い残業代請求を弁護士事務所に依頼したのが2019年の11月。

2020年10月
コロナ禍の影響もあり、それからしばらく間があいて、2020年の10月に最初の双方弁護士(会社側、自分側)による話し合いが裁判所で行われたとのメールがありました。

予想はしていましたが、会社側が反論するということになり、この時点では会社側の方に反論する根拠となる書類を用意するようにとの裁判官からの指示が出て最初の話し合いは終了。

2020年12月
2回目の話し合いが行われ、会社側が残業代の支払いを一部認めるとのことでしたが、具体的にどれだけ支払うかの計算にまだ時間がかかるということでした。

2021年1月
担当弁護士さんからのメールで、こちら側の反論書面を作成するために、もう少し詳しい話を聞かせてくれとのことでいくつか質問事項を提示されたので、その質問に対してメールで返答しました。

2021年2月
3回目の話し合い。会社側から具体的な支払金額の提示がありましたが、こっちが最初に提示した金額とは程遠かったので回答は一旦保留。

2021年3月
メールだけのやりとりだけでは伝わりづらい所もあるとのことで、担当弁護士さんと改めてここまでの裁判所での話し合いの経過と、実際どれぐらいの金額ならこっちが妥協できるかなどを電話で話しました。

2021年5月
ここまでの裁判官と双方の弁護士による話し合いで、最初に自分の担当弁護士さんが会社側に提示した金額を支払うのは難しいということになり、こっちもある程度妥協した金額を提示し、会社側もその金額なら支払えるということになり、次回の話し合いで何とか決着がつきそうです。

まとめ

日本には多くのブラック企業が存在してると言われていますが、その中でも運送業は労働時間が長くその割に給料が安いという典型的なブラック企業が多いと言われています。

それでも現状は、そういう仕事だから仕方がないという半ば諦めて働いている人がほとんどだと思います。

そんな人達のためにも、勇気をだして未払い残業代請求をしてほしいという思いもあり、今回行動を起こしました。

残業代は自分自身が働いた対価です。もしいま請求しようか迷っている人がいたら、諦めずにしっかり請求しましょう!

自分の方も最終的に解決したらまたここで報告しようと思っています。

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