5月も後半に入り、いよいよ暑くなってくる季節になってきましたね😀
さて、これからの時期、必要不可欠なのがエアコンです。
自分もさすがに蒸し暑くなってきたので、先週からクーラーをつけ始めました。来月からの電気代が怖いですが、熱中症も怖いし、背に腹は代えられません😓
夏の気温は、以前住んでいた関東よりもむしろ低めなんですが、なにせ沖縄は湿度が半端なく高い💦
沖縄ではエアコンは一年の半分以上使う必需品です。そして「エアコン」というより「クーラー」と言う人の方が多い気がします。
なぜかと言うと、沖縄でのエアコンはあまり暖房は使わず、冷房(クーラー)だけを使うことが多いからです。
なので、沖縄の賃貸住宅の物件を見ても、「エアコン付き(完備)」ではなく「クーラー付き(完備)」と表記している所もあり、実際に暖房機能のないクーラーだけのエアコンを設置していることもあるので、県外から移住してくる人は注意が必要ですよ😀
そこで今回は、これからの必需品エアコンについて、冷える仕組みや節電方法について解説します。
沖縄以外の方もぜひ参考にしてください。
エアコンってなんで冷えるの?
どんなに部屋が暑くてもリモコンのスイッチを入れればすぐに冷たい風が出てくるエアコン。子供の頃は、室内機の中に初めから冷たい空気が入っているんだと思っていたのが懐かしい・・・😅
では実際はどうやって冷たい風を出しているんでしょうか。
エアコンとは室内機と室外機の1セットのことをいう
夏になると部屋の中の空気が温かくなってきます。
エアコンはこの部屋にこもった温かい空気の熱を室内機で吸い込み、配管を通って外に設置してある室外機から出しているため、部屋が涼しくなります。
ですから「室内機」と「室外機」の2つが1セットになったものを「エアコン」と言います。
これは意外と知らない人もいるかもですね!
エアコンが部屋を冷やすしくみ
この室内機と室外機はひとつの配管で繋がっており、この配管の中には「冷媒(れいばい)」という物質が循環していて、この冷媒が部屋の温かい空気の熱を運んで室外に出すということです。
室内機と室外機にはそれぞれ「熱交換器」というものが付いていて、まず室内機側の熱交換器の中で温かい空気の熱が取り込まれます。
そして熱だけを吸い取られ冷たくなった空気は部屋の中に出されます。
そのあと熱を取り込んだ冷媒は配管を通って室外機に運ばれて、室外機側の熱交換器から熱だけ外へ排出されます。
室外機の回っているファンの所に手を当ててみると温かい空気が出ていますが、あれが排出された熱です。
これを繰り返すことで、エアコンが動いている間は、常に冷たい風(空気)を部屋に取り込まれるというわけです。
よくエアコンが冷えないという話を聞きますが、それは冷媒自体の機能が何かしらの影響で動いていないか、室内機と室外機を繋いでいる配管が破損していて上手く熱を運んでいないことが原因だと考えられます。
暖房の場合は逆に外の空気を室外機の熱交換器で温かい空気に換え、配管を通って室内機の通気口から温かい風を部屋の中に出しています。
室内機と室外機のセットではじめてエアコンが動く意味がわかりました
冷房と除湿で電気代が安いのはどっち?
梅雨の時期にエアコンを使っていて、冷房と除湿どっちが電気代安いの?って思う方もいるのではないでしょうか。
部屋は適度に涼しくしたいし湿度も下げてジメジメ感をなくしたいと考えると、冷房と除湿どっちにしようか迷うときありますよね。
周りの話を聞くと、除湿の方が電気代がかかるという人も多いですが、実際はどうなんでしょうか。
電気代は一概にどっちが高いとは言えない
結論から言いますと、必ずしも除湿が電気代がかかるとは言えないようです。それは冷房と除湿のしくみが大きく関係しています。
除湿のタイプは2種類ある
冷房の役目は当然部屋の温度を下げることです。一方の除湿は部屋の湿度を下げるのが役割。
その除湿ですが、実は2つのタイプがあって、それは「弱冷房除湿」と「再熱除湿」です。
その仕組みも若干違いがあります。
弱冷除湿
部屋の温度をいったん下げてから水分を排出して乾燥した空気を部屋に戻す仕組み。
部屋の空気を冷やしながら除湿するので、人によっては肌寒く感じる方もいます。
再熱除湿
部屋の湿度を下げるために温度をいったん下げて水分を排出する所までは弱冷除湿と同じですが、再熱除湿はその下げた空気を再び温めて部屋に戻します。
これだと部屋の温度を下げることなく除湿が出来るというメリットがあります。
ご自宅のエアコンがどっちのタイプかはカタログで確認してみてください。
エアコンの電気代の出し方
これからフルにエアコンを使うという方は電気代がいくらぐらいになるか気になりますね。
ここで、エアコンの電気代の計算方法をお教えします。
エアコンの消費電力(kw)×1kwhあたりの電気代=1時間の電気代
例えば消費電力が580wのエアコンが1か月にかかる電気代を計算してみましょう。
まずは消費電力(w)を(kw)に変えます。
1kw=1000wなのでwを1000で割ります。
580÷1000=0.58kwになります。
これに1kwhあたりの電気代をかけると1時間あたりの電気代が分かります。
1kwhあたりの電気代は各都道府県の電力会社によって変わります。
ここでは全国10社の電力会社平均単価である27円で計算します。
0.58kw×27円/kwh=15.66円(1時間の電気料金)
1日12時間エアコンをかけて30日間の電気代は
15.66円×12時間×30日=5637.6円(1ヶ月の電気代)となります。
あくまでも参考にすぎないですが、やはりエアコンって電気代かかってますよね。
なお、さきほどの「冷房」「弱冷除湿」「再熱除湿」の電気代ですが、一般的に安い順に
1.弱冷除湿
2.冷房
3.再熱除湿
になります。
再熱除湿は先ほど書いたように、一度下げた空気の温度を再び温めるので、その分電気代がかかります。
こんど自分家のエアコンの取説みてみよう
エアコンの電気代を安くする5つのポイント
エアコンはその使い方次第で電気代もだいぶ変わってきます。
ここでエアコンの節電ポイントを5つご紹介します。
ポイント1 設定温度
環境省はクールビズの取り組みとして、夏の冷房時の室温は28℃、冬の暖房時の室温は20℃を目安にとしています。
ちなみに冷房時の設定温度を1℃高くすると約13%、暖房時の設定温度を1℃低くすると約10%の消費電力の削減と節電にもなります。
目安として、電気代は一日9時間冷房使用で設定温度を27℃→28℃に1℃上げると一年で約800円程度、暖房使用で設定温度を21℃→20℃に1℃下げると一年で約1400円程度安くなります。
(使用するエアコン機種によって変わります)
ポイント2 リモコンのスイッチはマメにオンオフしない
エアコンはスイッチを入れた瞬間とその後設定温度になるまでの間が一番消費電力が高くなります。
なので電気代がもったいないからと、エアコンのリモコンのスイッチをマメに入り切りすると、かえって無駄な消費電力がかかってしまい、電気代も高くなることに繋がります。
また、電気代を気にして、初めから「弱運転」にするのもよくありません。「弱運転」は、設定温度になるまで時間がかかるのでその分余計に消費電力がかかります。
ですから「自動運転」にして、設定温度になったらその温度をキープするようにしたほうが電気代も一番お得です。
ポイント3 扇風機を一緒に使う
冷房の風は部屋の下の方に溜まる性質があります。なのでエアコンを使っているときは扇風機を利用して部屋の冷風を循環させることで短時間で部屋の温度を下げることが出来ます。そうすることで電気代の節約にもなりますよ。
扇風機の他にサーキュレーターでも大丈夫です。
ポイント4 室内機の定期的な掃除をしましょう
換気扇と同様、エアコンもフィルターがホコリ等で汚れていると目詰まりをして本来の機能を果たせず、エアコンの運転効率を悪くしてその結果余計な電力を使うので電気代も高くなります。
毎日エアコンを使うなら、室内機のフィルターは1ヶ月に一回の掃除がおススメです。
ポイント5 室外機にも目を配ろう
前述したようにエアコンは室内機と室外機のセットで成り立つものです。殆どの方が室外機はあまり気にしていないと思いますが、室外機に何か不具合があるとエアコンも動いてくれません。
室外機の前に物を置いたり草が生えていたりすると室内機から運んできた熱が外に逃げにくくなり、エアコンの運転効率の低下、故障に繋がりますので注意が必要です。
また室外機を直射日光に長時間当てていると室外機の温度が上昇しエアコンの運転効率が悪くなるので、室外機に日よけを設置するのもおススメです。室外機周辺の地面に打ち水をするのも温度の上昇を防ぐことが期待できます。
まとめ
いかがでしたか?
地球温暖化の影響で節電を心がけている方もいるかとおもいますが、そうは言っても暑いのを我慢してエアコンを使わないのも熱中症なる可能性があり危険です。
コロナ禍により病院もなかなか患者さんを受け入れてくれない事も考えられるので、なるべく熱中症にならないように、エアコンを上手に使ってこの夏を乗り切りましょう。
お互い熱中症には気を付けましょう!
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