ノートパソコンやスマホが高性能になり、バッテリーの持ちは良くなってはいるものの、長時間の外出には電池切れが心配ですよね。
そのため、最近は外出する際に、モバイルバッテリーを持参する人が増えてきました。
とはいえ、モバイルバッテリーは様々なメーカーから出ているため、どれを選べばいいか悩む人も多いのではないでしょうか。
また、これまで無名のメーカーのものを購入して、失敗した人もいるかもしれません。なので、モバイルバッテリーは慎重に選びたいですよね。
そこで今回は、株式会社CIOから発売されているモバイルバッテリー「 SMARTCOBY TRIO」を紹介します。
CIOは日本のメーカーで、モバイルバッテリーの他に、充電ケーブルや充電器など、デバイス充電に特化した商品を提供している会社です(製品は中国製造)。
今回は、筆者が実際に3ヶ月ほどCIO SMARTCOBY TRIOを使用した感想を含めレビューしていきますので、モバイルバッテリーの購入を検討している方は、参考にご一読ください。
大容量のモバイルバッテリーは、一つは持っておきたいですよね!
この記事の筆者:「うどまる」
沖縄出身。建設業とトラックドライバーを経て、2021年よりブロガー兼Webライターとして活動中。
CIO SMARTCOBY TRIOの概要
CIO SMARTCOBY TRIOのスペック
製品名 | CIO SMARTCOBY TRIO |
---|---|
カラー | ブラック/ホワイト |
バッテリー容量 | 20,000mAh |
充電差し込み口 | ・USB-A×1箇所 ・USB-C×2箇所(USB-C1・USB-C2) |
最大入力 | 67W |
最大出力 | ・USB-A:22.5W ・USB-C:67W(単体充電時) |
複数充電時のW数 | ・USB-C1+USB-C2=65W ・USB-C1+USB-A=67.5W ・USB-C1+USB-C2+USB-A=60W |
製品サイズ | たて69㎜×横95㎜×高さ29.5㎜ |
重量 | 約333g |
本体への満充電にかかる時間 | 約90分 |
急速充電規格 | PPS/PD3.0/QC4.0 |
充電回数(目安) | ・iPhone15→約3.5回 ・iPad Pro(11インチ)→約1.5回 ・MacBook Air→約0.8回 ・Galaxy S23約3回 |
デザインと外観
SMARTCOBY TRIOは、20,000mAhの大容量モバイルバッテリーですが、とてもそうとは思えないほどコンパクトです。
本体は「シボ加工」というものが施されており、触るとザラっとした感触です。この加工をすることで、すり傷などが付きにくくなっています。
充電口は、向かって左からUSB-Aが1つとUSB-Cが2つの合わせて3つ。
これなら持ち運びも苦になりませんね!
本体横にはバッテリー残量確認ボタンがあり、このボタンを押すと、現在のバッテリー残量が一目で分かります。
本体裏には充電配分などが記載されています。安心のPSEマークも付いてます。
PSEとは?
電気製品の製造や販売を規制し安全を確保することを目的とした日本の法律(電気用品安全法」の略称。
このPSEマークが付いている商品は、この法律に適合している商品となります。
カラーバリエーション
SMARTCOBY TRIOのカラーバリエーションは、筆者が購入したホワイトの他にブラックがあります。
個人的には、モバイルバッテリーに多くのカラーバリエーションは必要ないかと。
サイズと重量
重量は約340gで、20,000mAhのモバイルバッテリーの中ではかなり軽量。ちなみにこれは、iPhone15の2台分とほぼ一緒です。
サイズはカタログ値で、縦69㎜×横95㎜×高さ29.5㎜。写真ではサイズが違うように見えますが、本体の外側が少し膨らんでいるので、実寸はカタログ値と同じです。
サイズは、交通系ICカードより少し大きい程度。
以前から使っている同じ20,000mAhのモバイルバッテリー(左側)と比較。このモバイルバッテリーも小型ですが、 SMARTCOBY TRIOはさらに小さいことが分かります。
iPhone15と比較してもこの小ささ!
CIO SMARTCOBY TRIOレビュー
実際に SMARTCOBY TRIOを使って色々実験をしました
フル充電までの時間
筆者が愛用しているiPhone15・MacBook Air(13インチ)・iPad(第10世代)で、それぞれバッテリー残量50%からフル充電(100%)までの時間と、フル充電した後のSMARTCOBY TRIOのバッテリー残量を計測しました。
デバイス | フル充電までの時間 (バッテリー残50%→100%) | フル充電後の SMARTCOBY TRIOの バッテリー残量 |
iPhone15 | 77分 | 88% |
MacBook Air (M3チップ 13インチ) | 57分 | 46% |
iPad(第10世代) | 90分 | 72% |
モバイルバッテリーは、充電が90%を超えると自動的に給電を抑えるものが多いです。この SMARTCOBY TRIOも98%あたりから100%充電まで時間がかかりました。
充電にはCIOのケーブルを使いました
2台同時充電のNova Intelligence
SMARTCOBY TRIOには、複数の充電をする場合、最大65Wの範囲内で充電するデバイスに合わせて自動で最適な充電出力に配分する「Nova Intelligence」という機能があります(USB-Cで充電する場合)。
充電組み合わせ例 | 充電力自動振り分け例 |
MacBook Air(USB-C1)+iPhone15(USB-C2) | MacBook Air(USB-C1)→45W iPhone15(USB-C2)→20W |
MacBook Air(USB-C2) +WindowsノートPC(USB-C1) | MacBook Air(USB-C2)→30W WindowsノートPC(USB-C1)→30W |
Nova Intelligenceは高出力充電に対応したケーブルが必要です。また、デバイスによってはNova Intelligenceに対応していないデバイスもあります。
充電ケーブルもCIOで揃えるのがおすすめ!
パススルーが超便利
筆者がSMARTCOBY TRIOを購入した1番の理由は、パススルー機能が付いていることでした。
バススルーとは、モバイルバッテリーとデバイスを同時に充電できる機能のことをいいます。
SMARTCOBY TRIOでパソコンやスマホに充電しながら、コンセントからSMARTCOBY TRIOにも充電ができるパススルーはとても便利です。
例えば、外出先のコンセントがある場所でパススルーを使えば、作業中にSMARTCOBY TRIOのバッテリー切れを心配することもありません。
カフェでの作業はパススルー利用しています!
気になったこと①
SMARTCOBY TRIOが100%の状態からMacBook Airを充電中、SMARTCOBY TRIOのバッテリー残量が30%になったところで、なぜかMacBook Airへの充電が止まり、MacBook AirからSMARTCOBY TRIOへの給電に変わりました。
MacBook Airがモバイルバッテリーに・・・
理由は不明ですが、SMARTCOBY TRIOのバッテリー残量が少ない時は、ノートパソコンへの充電ができない可能性があるので注意が必要です。
気になったこと②
MacBook AirとiPhone15でNova Intelligenceを試したところ、なぜか充電できず・・・(両方の電源はオンの状態)。
そこで、MacBook Airの電源を切ったところ、同時充電が始まりました。また、iPhone15の電源を切った状態でもNova Intelligenceが起動しました。
理由は分からないですが、どっちか(もしくは両方)のデバイス電源をオフの状態で充電しないとNova Intelligenceが作動しない可能性があるので、その点はご了承ください。
SMARTCOBY TRIOを使った感想と評価
SMARTCOBY TRIOのここが良い! | ・カードサイズのコンパクトさ ・20,000mAhの大容量で外出先でも安心 ・パススルー機能が便利 |
SMARTCOBY TRIOのここが気になる | ・Nova Intelligenceに不明点あり (両方のデバイス電源入り状態では作動せず?) ・本体のバッテリー残量が30%を切ると充電が止まる (デバイス→SMARTCOBY TRIOへ逆充電) |
SMARTCOBY TRIOがおすすめな人 | ・外出先でパソコン作業をする方 ・大容量で持ち歩けるモバイルバッテリーを探している方 |
SMARTCOBY TRIOは、コンパクトで大容量が最大の特徴。なおかつパススルー機能が付いているのも個人的にはうれしいポイントです。
電源オフの状態でNova Intelligenceが作動しないことや、バッテリー残量が少ないとデバイスへの供給ができないなどの不満点はあるものの、概ね満足しています。
モバイルバッテリーを探している方は、日本メーカーCIOのSMARTCOBY TRIOを検討してはいかがでしょうか。
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