ホラー映画もいいけど、久しぶりにホラー以外でドキドキハラハラする映画をみました。
それが、ラッセル・クロウ主演の「アオラレ(Unhinged)」です。
日本でも今問題になっている「あおり運転」をテーマにした作品で、ある男がちょっと煽られたことがきっかけでその相手に復讐するという物語。
日本アンガーマネジメント協会の調べでは、これまであおり運転をされたことがあるドライバーは83.1%もいるそうで、年々増えていっている感じです。
公開直後からとても気になっていたんですが、コロナ禍のなか、しっかり対策をして観てきました。
【アオラレ】しょっぱなから衝撃!
映画はいきなり衝撃なシーンから始まります。
ある日の夜、主人公の男(ラッセル・クロウ)がある家の前に車で乗り付け、いきなりハンマーのようなものでドアをぶっ壊し、それに気づいた住人が男に襲われ、最後は家に火を付けられるという衝撃シーンから始まります(怖すぎる😲)。
しょっぱなから、この男ただ者じゃないなという印象をもたせて映画は始まります。
【アオラレ】そして恐怖の復讐がはじまる
もう一人の主人公、美容師のレイチェル(カレン・ピストリアス)は朝寝坊の常習犯。
学校に遅刻すると居残りになると焦る息子のカイル(ガブリエル・べイトマン)を車に乗せ、送迎がてら職場に向かうべく、慌てて車を走らす。
しかし時短を期待して乗ったハイウエイは大渋滞。仕事の遅刻が確定的になったレイチェルは、かかってきた職場からの電話でクビだと言われる。
すっかり落ち込んだレイチェル。それでも息子カイルを学校に送迎するため、ハイウエイを下りて下道を走るが、信号待ちでたまたま前にいた車が青信号になっても発進しないことに苛立ちクラクションを鳴らしてしまう。
その後また渋滞に巻き込まれた時に横に並んださっきの男に「マナーが悪い。クラクションはもっと軽く鳴らすもんだ」と注意され謝るように言われるが、レイチェルはそれを無視してそのまま車を走らせる。
この出来事がきっかけで、男はレイチェルに対して怒りをおぼえ、その怒りはレイチェルだけにとどまらず、周りの人間にも飛び火し、男の執拗なあおり運転と復讐がはじまる・・・
【アオラレ】誰にでも起こりうる事
主人公の男が復讐する衝撃シーンからはじまる物語は、終始息つく暇もないぐらいハラハラドキドキさせられる映画でした。
この後の起こる数々の事件は、ただの映画の演出だと思いつつも、現実に起こってもおかしくないと映画を観終わったあとに感じました。
1971年製作でスティーヴン・スピルバーク監督の「激突!」という映画がありましたが、あの映画も追い越された車に恨みをもったトレーラーが執拗に追い越した車にあおり運転をするという怖い映画でしたが、この「アオラレ」は現代版「激突!」って印象をもちました。
まとめ
あおり運転は車を運転していれば誰でも被害にあう可能性があることです。
自分もトラックドライバーをしている時、何回かあおり運転されたことがありました。
制限速度を守って走っているのにあおられるのも不思議ですけどね(笑)。
人は日常的に様々な悩みや仕事のストレスを抱えています。
その日々のモヤモヤが、車を運転しているときのちょっとした出来事がきっかけで怒りに火がついてしまうんですよね。
人は怒りを感じた(キレた)とき、6秒間我慢すればその怒りを収めることが出来ると言われているので、自分も最近は何か怒りを感じたときには心の中で6秒数えるようにしています。
子供のころは「3秒ルール」ってありましたが、大人になったら6秒ルールですね(笑)。
個人的には、車を運転する方は是非観てもらいたい映画と思いました。
映画「アオラレ」は2021年5月28日より全国で大ヒット上映中です。
映画「アオラレ」公式サイトはこちら
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